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2013年5月3日(金)

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  • 元ブラック・パンサーのアサタ・シャクールを、 FBIが最重要指名手配テロリストのリストに加えました。彼女が有罪を宣告された殺人事件は40年も前の出来事です。本名はジョアンヌ・シェシマールで、1973年の銃撃戦でニュージャージー州警察官を射殺したとして有罪となりました。シャクールはずっと無罪を訴え続け、連邦当局の政治迫害だと非難しています。彼女は1979年に脱獄してキューバに政治亡命しました。その彼女が5月2日、FBIのテロリスト手配リストに最初の女性として追記されたのです。彼女を捕まえた者への報奨金は2倍の200万ドルに増やされました。1998年にキューバを訪問した教皇ヨハネ・パウロ2世にあてた公開書簡を朗読した彼女の録音を放送します。FBIは法王に彼女の引き渡しを促すように依頼していました。「(FBIの)COINTELPRO(破壊活動を封じ込めるための秘密作戦)の標的になった結果、私は監獄生活か地下生活か亡命か死かという脅威に直面しました」と当時のシャクルは言っています。「私の前にも後にも、ニュージャージー州の司法制度の犠牲者はいます。ニュージャージー州警察は人種差別と残虐さで悪名高いのです」。シャクルによる書簡の朗読はSoundCloudで最後まで聞くことができます。彼女の事案について研究者で活動家のアンジェラ・デイビス、および彼女の長年の弁護士であるレノックス・ハインズへのインタビューは、こちらをクリック。

  • 亡命中の元ブラックパンサー、アサタ・シャクールが女性では初めてFBIの最重要指名手配テロリストに加えられて一夜が明けました。アフリカ系アメリカ人のもう1人の伝説的活動家アンジェラ・デイビスと、シャクールの長年の弁護士であるレノックス・ハインズに話を聞きます。デイビスはカリフォルニア大学サンタクルズ校の教授で、最近の映画Free Angela and All Political Prisoners(『アンジェラとすべての政治犯を解放せよ』)の主人公です。彼女は、FBIの今回の動きは40年前にシャクールや他のブラックパンサーを狙ったときと同じで、政治的な動機によるものだと主張します。「この行為はまさにテロリズムの論理そのものの反映に思えます。今日、闘争にかかわっている人々を怖がらせるためのものとしか考えられません。40年前というのはずいぶんと昔のことに思えますがが、21世紀初頭のいまになっても、私たちは同じ問題で戦っているのです──警察の暴力、医療保険、教育、投獄された人々」。ラトガーズ大学の刑事司法学教授ハインズは1973年からシャクールの弁護士を務めています。「これはニュージャージー州やマイアミ州選出の連邦議員による政治的な策動です。キューバ政府に圧力をかけ世論を煽動するのが目的です」とハインズは言います。「テロリストリストに加えられたことに対して不服の申し立てをする方法もないのです」

  • オバマ大統領はエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領との会談のため2日間のメキシコ訪問に旅立ちました。会談のテーマの1つは米国の移民法改革です。メキシコシティの米国大使館前では抗議者たちがオバマに対し移民法を抜本的に見直すという公約を守れと訴えました。季節労働者家族大衆会議と組織運動「アクシオン・ミグランテ(Acción Migrante)」の主催者マルコ・カスティーヨに話を聞きます。メキシコから国境を越えようとする出稼ぎ労働者たちの死亡事例が続いていることに関して、カスティーヨは「国境警備」ではなく人権こそが政策変更の中心課題になるべきだと訴えます。「私たちはいま米墨国境において人道的危機を経験しているのです」と彼は言います。

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