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2013年5月2日(木)

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  • バッシャール・アル=アサド大統領と戦うシリアの反体制派に、オバマ政権が近々、「殺傷兵器」の提供を始めると報道されています。ある高官の話しでは、オバマ大統領は「直接的な軍事目的を持つ支援」に関する最終決定をここ数週間以内に下すことになるだろうとワシントンポスト紙は報道しています。シリアの反体制派はすでに西側の支援者に、対戦車兵器と地対空ミサイルの提供を要請しています。この動きは、イスラエルと米国の情報筋によるシリア政府が化学兵器使用したとする非難を受けて生じたもので、4月30日、オバマ大統領はシリアで化学兵器が使用されたとあれば「状況は一変する」と発言しました。オンライン・ニュースサイト、「グローバル・ポスト」(GlobalPost)のシリア担当の上級記者トレーシー・シェルトンに話を聞きます。シェルトンの最新記事は”Syria: The Horrific Chemical Weapons Attack that Probably Wasn’t a Chemical Weapons Attack”(「シリア: 恐怖の化学兵器攻撃が 実は化学兵器攻撃ではなかった可能性」)です。シェルトン記者は「シリア紛争の人道的悲劇について、無視したり忘れたりできない報道」を行ったとして、先月ジョージ・ポーク賞を受賞しました。

  • プエルトリコのヴィエケス島では、米海軍が同島を爆撃練習所として使うことを止めてから10年が経ったのを記念し、数千人が集いました。1940年代より米海軍は、ヴィエケス島の約4分の3近くを爆撃練習や、戦争訓練、古くなった弾薬の廃棄場所として使用しました。爆撃は、非暴力の市民的不服従キャンペーンの後、停止されましたが、島民の苦しみは現在もつづいています。米海軍によれば、現在の清掃作業ペースでは、60年間の爆撃訓練がもたらした環境的損害をすべて取除くのに2025年までかかります。先日は漁師が巨大な不発弾を水中で発見しました。ヴィエケス島の約1万人の住民には、過去に行われた軍の爆撃活動を原因とする可能性がある喘息や癌などの病気を治療する病院設備もありません。「軍側はヴィエケス島の清掃に本気で取り組む気はなく、2003年に米海軍を追い出した罰を、同島に与えつづけているのです。この作業はきちんとした管理もされず、地域社会の参加もなしに行われているのです」と「ヴィエケス島救済開発委員会」(Committee for the Rescue and Development of Vieques)のロバート・ラビンは言います。加えてプエルトリコ出身でニューヨーク選出の下院議員ホセ・セラーノにも話をききます。

  • 数万人の移民が5月1日のメーデー行進に加わり、議会に包括的な移民改革法案を通過させるよう求めました。ロサンゼルスからアラバマ、シカゴ、そしてニューヨークまで、大規模なデモに市民が集まりました。これら集会と時を一にして、上院の超党派「8人組み」が起草した移民改革法案が、下院に提出されました。議会の作業委員会の提案には、移民が連邦裁判所に出廷し、米移民法違反で有罪をまず認めてからはじめて、市民権を申請できるという条件も含まれ、このプロセスには少なくとも10年がかかるとされています。オバマ大統領は、移民法改革議論において更に表立った役割を果せるかを模索中ですが、この問題は5月第1週のメキシコとコスタリカ訪問でも要点となるとみられています。ニューヨーク選出の民主党下院議員ホセ・セラーノに話をききます。

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