2年前、タハリール広場を埋め尽くした数千人のエジプト市民たちがホスニ・ムバラクの独裁政権を倒す革命に火をつけたのでした。カイロのデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースがタハリール広場に帰ってきた抗議デモの現場からリポートします。「ここでは2年前とほぼ同じシュプレヒコールが聞こえています。"パンと自由と社会正義"を求めるものです。それに加えて現体制の打倒です。ムバラク追放から2年間たちますが、体制は変わっていないと国民は見ているのです」とクドゥースは言います。「2年前といま起きているものとの違いは、一体感の喪失です。前よりずいぶんと国論が割れているのです」。
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