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2013年5月31日(金)

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  • 選挙権上の大きな勝利です。バージニア州知事ボブ・マクドネルが、暴力事件以外の重罪犯に関しては服役後自動的に投票権を回復させる措置を取ると発表しました。この決定は2年間の待機期間と請願手続きとを撤廃するもので、現在は何千人もの暴力事件以外の重罪犯が刑を務め終え全ての刑罰の条件を満たしているにもかかわらず公民権を停止されたままになっています。判決手続きプロジェクト(the Sentencing Project)の調べでは、2010年時点でバージニア州では35万人が刑期を終えてなお公民権停止状態になっています。元重罪犯たちの選挙権を回復する運動の先頭に立ってきた全米黒人地位向上協会(NAACP)会長兼CEOのベンジャミン・ジェラスに話を聞きます。折しも連邦最高裁が現在、投票権法の今後を左右する重大な判決を準備しているところです。

  • 今月初め、FBIは元ブラック・パンサーのアサタ・シャクールを最重要指名手配テロリストのリストに加えました。女性がリストに載るのは初めてです。さらにニュージャージー州が、彼女を捕捉した者に対し、FBIの報奨金100万ドルとは別に100万ドルの報奨金を与えると発表しました。シャクールは1973年5月2日の銃撃戦でニュージャージー州警察官一人を殺害したとして有罪となりました。その銃撃戦で彼女の仲間の活動家も一人射殺され、彼女自身も2発の銃弾で負傷しました。1979年、シャクールは脱獄に成功してキューバに逃れ、政治亡命を認められました。シャクールはずっと無罪を訴え続け、連邦当局の行為は政治迫害だと非難しています。全米黒人地位向上協会(NAACP)会長のベンジャミン・ジェラスに、彼女の事件について話を聞きます。「シャクールの事件に関してはNAACPに特定の立場はありません。ただし米国が一つの国民としてまとまるには、双方の側の政治的な動機による暴力を直視して、双方の傷を同時に修復する方法を探し出さねばなりません」

  • 数百人のプエルトリコ人が、プエルトリコ独立運動の活動家オスカル・ロペス・リベラの釈放を米国に求めるデモ行進を行いました。彼が収監されて5月29日で丸32年になりました。ロペスは1981年、プエルトリコ米国が及ぼす支配権を武力で覆す共同謀議を行ったなどの罪で米国の連邦裁判所によって有罪判決を受けました。プエルトリコの植民地状態に関心を集めようと100件以上の爆弾事件を起こしたFALN(民族解放武力戦線)のメンバーであると告発されています。1999年、当時の米大統領ビル・クリントンはFALNのメンバー16人の減刑を行いましたが、ロペスはその中に2人の仲間が含まれていないとして自分の減刑を拒否しました。この2人の活動家はその後に釈放されています。刑務所内で録画した珍しいロペスの動画を放送します。その中でロペスは自分は完全な政治犯だと語っています。ロペスの釈放を求める声は、ノーベル平和賞を受賞した南アフリカの大司教デズモンド・ツツからプエルトリコの上院議長エドゥアルド・バーティアまで拡大中です。この件に関してさらに詳しい話を、プエルトリコの著名な弁護士で社会学者、教育者のルイス・ニーベス・ファルコンに聞きます。彼はロペスの書簡や省察をまとめた新著Oscar López Rivera : Between Torture and Resistance(『オスカル・ロペス・リベラ:拷問と抵抗のはざまで』)の編集者です。また長年にわたって戦争抵抗者連盟のメンバーであるマット・メイヤーにも話を聞きます。

  • 3年前の今日、中絶提供医ジョージ・ティラーがカンザス州ウィチタの教会に出席中に射殺されました。リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する女性の自己決定権)に基づく医療提供者たちは安全な中絶への道を狭める新法の成立ラッシュの中でいまも暴力の標的になり続けています。先週にはジョージア州の2つのクリニックとニューオリンズの女性団体が放火されました。今日は米下院で胎児の性別を理由にした中絶を禁止する出産前差別禁止法案が採決されます。ルイジアナ州とワシントンDCでは受胎20週後以降の中絶を禁止する法案が審議中です。全米中絶同盟のビッキ・サポータと中絶提供医ウィリー・パーカーに話を聞きます。「私はティラー医師の精神を受け継ぎ、女性の健康保持のために彼のような献身を捧げていこうと思っています」とパーカーは言います。リプロダクティブ・ライツに基づく医療への最近の相次ぐ攻撃に関して、サポータは次のようにコメントします。「女性たちが中絶医療を利用する道を塞ごうとする法案が国中でかつてないほど数多く成立しています。それらはみな、中絶反対派が明白に描く全体的な方針を反映しています。つまり、この国で中絶を再び違法にするのは無理だというなら、女性たちが利用する道を閉ざせばいい、ということなのです」

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