4日にフィリピン南部を直撃、500人以上の死者と数百人の行方不明者を出し、25万人が家を失った台風の報道でかすんでしまったCOP18の話し合いが行われています。「ボーファのような台風は、いままでにありません。このような暴風雨には、この半世紀のあいだ一度もみまわれたことのない国の一部が壊滅的な被害を受けました。このような痛ましい惨事は、フィリピンだけに限られるものではありません。世界中が、特に貧困問題に取り組み、社会や人間の開発をめざして苦闘する発展途上諸国が、同じ現実に直面しています」と、フィリピン代表団の1員のエブ・サニョが6日に発言しました。 彼は代表団らにさらなる行動を呼びかける中、泣き出してしまいました。「ど うか・・・2012年を私たちが望む未来のための義務を果たす・・・という勇気を世界が持った年にしましょう。 出席者のみなさまにお聞きしたい、私たちでなかったら、誰がやるのでしょう?今でなかったら、いつなのでしょう?ここではなったら、どこなんでしょう?」 また、フィリピン代表団の1人で、フィリピン気候変動委員会の1員でもある、ヘヘルソン・アルバレスにも話を聞きます。
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