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2012年8月22日(水)

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  • 共和党のトッド・エイキン下院議員は、11月の選挙で党に不利に働くとの懸念から、ミ ズーリ州上院議員選挙への出馬からの撤退を同党指導者たちから強く求められていましたが、その要請を拒否しました。エイキンは「本当のレイプ」ならば女性の身体は妊娠を回避できるはずだとインタ ビューで発言し後に陳謝したものの、先週末全米規模の物議を醸しました。共和党の大統領候補のミット・ロムニー、カール・ローブ、その他上院指導者たちまでが、21日のミズーリ州選出上院選候補者受け付け期限前に、エイキンに立候補を撤回するように要請しました。しかし、エイキンは選挙戦を進める構えで、支持者たちにツイッターで「寄付がどんどん集まっている。リベラルな政治エリート層に立ち向かうあなたたちに感謝」とつぶやいたのでした。バニティー・フェア誌の寄稿編集者でBoss Rove : Inside Karl Rove’s Secret Kingdom of Power(『ローブ親分:カール・ローブの秘密権力王国の内側』)という新著の著者クレイグ・アンガーに話を聞きます。アンガーはローブのスーパーPACが「500万ドル以上をエイキンの選挙運動に注ぎ込んでいます。エイキンの選挙陣営そのものが費やしている金の2倍の金額です。つまりエイキンが対抗馬であるクレア・マキャスキルをリードしているのは他の誰でもない、ローブのおかげなのです」と話しています。エイキンの発言についてアンガーは「これは(ローブにとっての)悪夢。直ちにエイキンの出馬を中止させようとできるすべてのことをしました…これは(共和党が)話題に上らせたくないテーマなのです」と指摘します。

  • クレイグ・アンガーが新著の中でカール・ローブの復帰を検証しています。ローブはジョージ・W・ブッシュをテキサス州知事から2期に及ぶ米国大統領に押し上げた黒幕です。イラクとアフガニスタンでの2つの戦争を通じてブッシュに助言し、ブッシュ政権の最大のスキャンダルのうちの2つ、女性CIA工作員の身分漏洩という「バレリー・プレイム・ウィルソン事件」と連邦検事解任スキャンダルで中心にいた人物です。プレイム事件ではローブはまさに起訴直前まで追い込まれましたが、その後彼は自らをアメリカで最も強力な政治工作者に変身させました。「アメリカン・クロスロード」というスーパーPACや、その提携非営利団体である「クロスロードGPS」なる団体を率いて、軍資金を築き上げ、ミット・ロムニーとオバマ大統領との選挙資金集め競争では、ロムニー側が資金的に著しく有利にたつよう多大な貢献をしました。新著Boss Rove : Inside Karl Rove’s Secret Kingdom of Power(『ローブ親分:カール・ローブの秘密権力王国の内側』)で、アンガーは、ローブの野望は単に選挙に勝つことではなく、「もっとさらに壮大な未来像──アメリカの政治風土の歴史的再編の構築、つまりアメリカを事実上の単一政党国家に変身させるというビジョン」を表現することなのだと書いています。

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