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2012年8月17日(金)

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  • ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジの政治亡命をエクアドル政府が認めたにもかかわらず、英政府は彼の「安全な出国」を保障することを拒否しています。16日、ウィリアム・ヘイグ英外相は「大使館から出たら逮捕されるだろう」と語っています。英政府はまた、アサンジを逮捕するために大使館に踏み込むと脅しています。「英国の法律によれば、1週間前に警告すれば外国大使館の敷地内に立ち入ることができ、外交的保護は奪われる」と英国外務省広報担当は語ります。これに対し、エクアドル政府側は米州機構が8月23日に会合を開き、この外交危機に関して話し合うことを要請しました。「英国政府側のコメントは由々しきものです」とジュリアン・アサンジの弁護士ジェニファー・ロビンソンは話します。

  • 米国で最も有名な内部告発者ダニエル・エルズバーグは、6件の罪状で告発されたジュリアン・アサンジが尋問のためスウェーデンに送還されるのを回避するため政治亡命を認めたエクアドル政府を賞賛します。「エクアドルを褒めたいですね。ここ大英帝国に勇敢に立ち向かい、自分たちはイギリスの植民地ではないと主張し、主権国家としてしかるべき行動を取ったのですから」とエルズバーグは語ります。彼は米国政府のベトナム介入に関する闇の歴史が記載された極秘報告書「ペンタゴン・ペーパーズ」を1971年に流出させた人物です。ウィリアム・ヘイグ英外相は16日、「英政府はスウェーデンへの引き渡しの義務があるため、アサンジが大使館を出たら逮捕する」と発言しました。「その真意は米国への引渡しだと(アサンジが)警戒するのは当然のことです。米国で何が彼を待ち受けているのか明らかにされていません」とエルズバーグは語ります。

  • ペンシルバニア州の裁判所は8月15日、何十万もの有権者から投票資格を奪う恐れがあると批判されて問題になっている投票時に身元確認を義務付ける「投票者ID法」を承認しました。共和党の議員たちは公然と、この法律は11月の選挙結果に影響を与える意図で作られたと認めています。6月に、ペンシルバニア州下院多数党院内総務のマイク・ターザイは一連の法制化案件を達成しました。「ロムニー知事がペンシルバニア州で勝利するための投票者ID法:完了」です。一方、フロリダ州やニューメキシコ州などは有権者を排除したと非難されています。「州政府が有権者登録名簿を整理し、不適格者を一掃しにかかるといつも時間がかかります。これは効果的に効率的に行わなければいけません。いつも選挙の日が近くなってから手をつけるので、州政府はどうして選挙ぎりぎりにこんなことを始めるんだという懸念が広がります。私たちはいつも手違いを憂慮しています。実際に何の落ち度もない登録済みの有権者が誤って名簿からはじかれてしまうのではないかと心配しています」とブレナン・センターの二コール・オースティン=ヒラリーは語ります。

  • ロシアの教会内で反プーチンの抗議行動を行ったとしてフェミニスト・パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人に禁固2年の判決が言い渡されました。2月21日に「プッシー・ライオット」のメンバーは、モスクワ市内の救世主ハリストス大聖堂の祭壇前に突如として表れ、踊り、ひざまずき、「パンクの祈り」と称して聖母マリアに対しプーチンを追い払ってくださいと祈りました。彼女たちの平和的抗議に対する禁固刑の判決に世界中で抗議の声が上がっており、今日にも30以上の都市でデモが行われる予定です。この裁判は「政治的な狂言」だと、「プッシー・ライオット」の弁護士団代表はデモクラシー・ナウ!のインタビューに答えます。「民主主義の中で生きている人たちには、法律を一切無視するシステムの中で生きる方法なんて到底理解できないことです。政府ではなく社会を信じるのが唯一の手段なのです。このような公判では常識なんてありません。社会の反応だけがロシアの現状を物語ってくれるからです」と「プッシー・ライオット」弁護士団の助手アリサ・オブラスツォワは語ります。まずロシアで、その後欧州人権法裁判所で不服申し立てをするつもりだとオブラスツォワは話します。モスクワ市内の裁判所のまわりで抗議者が逮捕される中、NYでプッシー・ライオット支援行動を組織しているパンクロック・ミュージシャンのJDサムソンに話を聞きます。彼女はバンド「ル・ティグラ」と「MEN」で活動しています。「フェミニスト・ミュージシャンとして、また『表現の自由』に関心がある者として、アーティストとして、私たちはみんな彼女たちの支援者になることができます。ロシアでは政教分離ができていないのは明確で、そのことは私たちが考えなければいけない重要な問題なのです」とサムソンは語ります。

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