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2012年6月22日(金)

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  • 今週、米上院の法務分科委員会が公聴会を開き、米国内の刑務所における独房監禁がもたらす心理的かつ人権的な影響に関する証言を聞きました。この種の公聴会は歴史的にも初めてのことです。最も凶暴な服役者たちを管理するには独房監禁は必要だと擁護者たちが主張する一方で、公聴会の証人として呼ばれた多くの人々はそれが強烈な苦しみや精神疾患をひき起すと証言しました。本日はアンソニー・グレイブズに話を聞きます。彼はテキサス州で殺人罪で死刑判決を受け、18年間収監された後に無罪放免されましたが、その大部分の期間、死刑囚として独房に監禁されていました。もう一人のゲストは、米国の刑務所における独房監禁と拷問とを追跡するウェブサイト「Solitary Watch」の共同編集者でベテラン・ジャーナリストのジェイムズ・リッジウェイです。

  • テキサス州の元囚人アンソニー・グレイブズが稀有なインタビューに応じ、独房監禁における経験と、彼がいかにして2010年に無罪放免で解放されたのかを語ってくれます。グレイブスは、6人もの人々を残虐に殺害したロバート・カーターの共犯者として1994年に有罪判決を受けたました。彼自身はカーターが何者なのかほとんど知らず、またグレイブズをその犯罪に結びつける物的証拠は皆無だったにも関わらず、判決は主にカーターの供述を重視して有罪としました。カーターは死刑が執行される前に2度、グレイブズが犯行に加担したというのはウソだったと認めていました。2006年に控訴審は検察が虚偽の供述書を採用して証言を無視してきたとしてグレイブズの有罪判決をくつがえし、再審を命令したのです。18年のほとんどすべてを死刑囚として独房で過ごし、特別検察官が彼を無実の人物だと認めた後に、彼は無罪放免されて家族と再会できました。ブレイブズは現在、死刑廃止運動の活発な活動家です。「私が経験したことは真さに地獄でした」とグライブズは言います。「最悪の悪夢にたとえられるものであると思います。18年半、毎日、私はそんな体験に耐え抜かなければなりませんでした。人間が生きられるはずもない状態でした」。グレイブズは死刑廃止を訴えて次のように言います。「死刑はあなたたち国民の名の下で行われているのです。どうか立ち上がって『私の名でこれ以上人を殺すな』と伝えてください」

  • 2012年大統領選挙は史上最も高額な選挙戦となるようです。つぎ込まれると予想されるカネは110億ドル以上、2008年選挙の倍以上という額です。今年の選挙は、企業や事業者団体、組合が政治的活動に無制限に資金を投入することを禁じた法律が、63年ぶりに最高裁の歴史的なシチズンズ・ユナイテッド判決によって撤廃されてから最初の大統領選挙となります。マザー・ジョーンズ誌の記者アンディ・クロールと編集者モニカ・ボーアラインに話を聞きます。同誌の最新カバーストーリーは “Follow the Dark Money”(闇のカネを追う)です。彼らは記事で次のように警告しています。「スーパーPAC、7桁の小切手、億万長者の出資者、怪しげな非営利団体;これが、ウォーターゲート事件以来初めて、完全に秘密組織からの資金で運営されることになる大統領選挙の実態です」

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