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2012年2月24日(金)

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  • 刑務所内環境に抗議してハンストを続けていた受刑者の死亡を受け、カリフォルニア州刑務所システムに関する疑惑が深まっています。カリフォルニア州ではクリスチャン・ゴメス(27)がコーコラン州刑務所で死亡したのは、30人ほどの他の受刑者たちと共に食事を拒み始めてわずか6日後のことでした。カリフォルニアでは昨年7月、同州の刑務所の過密状態が「不必要な苦しみと死」をもたらしているとして連邦最高裁判所が囚人数を減らすよう命令を出した後、12カ所の刑務所でハンガーストライキが起き、ゴメスを含め数千人の受刑者が参加しました。ゴメスの姉ヤハイラ・ロペスと、受刑者ハンガーストライキ連帯連合(Prisoner Hunger Strike Solidarity Coalition)の弁護士キャロル・ストリックランドに話を聞きます。「(コーコラン刑務所に)入った後、彼はハンストに参加すると説明してくれました。ただ正当な扱いを求めるだけの闘争でした」とロペスは言います。

  • ウォール街占拠運動の最新の分派は「SECを占拠」です。SEC(証券取引委員会)に325ページに及ぶ意見書を提出し、オバマの金融規制改革法(2010年成立の「ドット-フランク金融改革消費者保護法」)の一部で、大銀行が高リスクの投機を行うのを防止するための「ボルカールール」を骨抜きにしようとする金融業界のロビー活動に抵抗するよう求めました。「SECを占拠」の参加者たちは元金融業界の専門職で、業界最大手で働いたことのある人たちもたくさんいます。モルガン・スタンレーやメリル・リンチ、ドイツ銀行でコンピューター・プログラマーとして7年にわたり働いたアレクシス・ゴールドスティンに話を聞きます。彼女は2010年にウォール街を去り、「ウォール街を占拠」の運動が始まると、すぐに参加しました。「銀行がヘッジファンドのまねをしちゃいけません」とゴールドスティンは言います。「ヘッジファンドの存在理由は金を儲け、危険な賭けをすることです。彼らの顧客は本当にお金を持った人たちです。そこでボルカールールができて、『おいおいちょっと待て。巨大銀行はあんなに政府の支援を受けたのだから、ヘッジファンドまがいの商売に手を出しちゃだめだ』と言っているんです」

  • ニューヨーク市ブルックリン在住のウォール街占拠運動の組織者が21日夜、赤ん坊を出産しました。その模様は同じく占拠運動の活動家である夫によってビデオに収められました。ベカ・エコノモプーロスとジェイソン・ジョーンズはその夜、ブルックリンの自宅で占拠運動のビデオ会議の司会をする準備をしていました。そこにベカの陣痛が始まったのです。2人はすぐにタクシーに飛び乗りましたが、わずか2ブロック進んだところで出産しました。タクシーの運転手は外に飛び出し、2台の救急車と6台の警察車両が到着するまでオレンジ色の旗を振り回して交通整理に当たっていました。ジェイソン・ジョーンズはその後の模様をビデオ録画し、それをYouTubeで「Occupy Baby」と題して投稿公開しています。

  • 米国の企業が海外で行った人権侵害について米国内の裁判所に提訴できるかどうかをめぐり、米連邦最高裁で28日に口頭弁論が行われます。この事案はロイヤル・ダッチ・シェルに抗議して処刑されたケン・サロ=ウィワなどナイジェリアの活動家9人に関係するものです。アースライツ・インターナショナル(Earth Rights International)の法務部長マルコ・サイモンズに話を聞きます。アースライツ・インターナショナルは「法廷助言者」として法廷助言書(事件の当事者ではない第三者が裁判所に提出する意見陳述書)を提出した団体です。また、ビルマやナイジェリア、コロンビアなどの国々で人権侵害事件を引き起こした複数の企業を「外国人不法行為請求権法」を使って提訴する道を開いたパイオニアです。法律専門家のなかには今回の事案を、選挙資金調達規制法を大きく変えた「シチズンズ・ユナイテッド」判決に比較して論じる人たちもいます。この判決により、企業は合衆国憲法修正第1条が保障する幅広い権利を有し、政治運動に資金を直接提供できることになりました。「今回の訴えは、人道に対する犯罪や集団虐殺、国家による拷問など深刻な人権侵害に手を貸す企業が、そうした人権侵害によって得た利益を、被害者たちが裁判所に提訴した場合にも、保護しておくことができるのかどうかを問うものです」

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