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2012年1月25日(水)

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  • 11月の大統領選を控え、任期最後の一般教書演説を行ったオバマ大統領は、演説の中で金融危機に対する自分の対応を擁護し、より大きな経済的公平性を呼びかけました。金融業界はもはや自分に都合のいいルールに従うことは許されなくなるだろうと警告しましたが、演説の大部分は経済対策に費やされました。バイデン副大統領の元チーフ・エコノミストで経済顧問、オバマ政権の経済チームにも所属していたジャレド・バーンスタインの反応を聞きます。バーンスタインは、ウォール街占拠運動は、オバマが経済的公平性を強調したことと「大いに関係がある」と言います。「こうした問題は今は大衆向けだと言われますが、それらは実は基本的な公平性の問題なのです。中産階級の人々が公平な税率、少なくとも億万長者たちが支払う税率より高くない率を負担すべきだと主張することが、なぜ大衆向けなのかわかりません。そういう意味では、経済成長自体が、中産階級にとって、観戦するものではなく(参加するものである)と主張することがなぜ大衆向けと言われるのかもわかりません。(こうした考え方は)ウォール街占拠運動が数カ月のうちに打破したようには浸透していません。ですから私は彼らを大いに賞賛します」

  • オバマ大統領の一般教書演説への反論として、長年の消費者擁護活動家で元大統領候補でもあるラルフ・ネイダーは、オバマの所得格差への批判とウォール街の過剰さが、彼の大統領としての業績が期待に応えられなかったことの原因だと言います。「オバマは言うこととすることが違う」とネイダーは言います。「この3年間、オバマはどこにいたのか? 司法省は彼の管理下にあり、現存の法律はウォール街の悪党たちを起訴し有罪にするのに十分だというのに、監獄行きになったのはせいぜい1人か2人だ。」外交政策に関しては「演説の最初と最後を飾ったオバマの無法な軍国主義は実に驚きだ。彼はオバマ流アメリカ帝国主義の考案に傾倒している」と批判します。

  • ムバラク大統領の30年に及ぶ統治を終結させた革命から1周年、エジプトのタハリール広場には群衆が集まっています。民衆蜂起の最初から報告をしてきたデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースがカイロから中継します。「1月25日に起きたことは実は10年前から準備されていた蜂起でした。それは、反体制派の撲滅と拷問にいそしむ肥大化した警察組織、機能がマヒした政治、腐敗の蔓延に象徴されたムバラク体制に対する、増大する抵抗運動でした」とクドゥースは言います。「恐怖の壁は破られたと人々は言いますが、私は破られたのは絶望だと思います。それは、チュニジアがエジプトにくれた贈り物です。つまり、抗議活動に参加して街頭に出れば、手にすることのできる夢があり、変えることのできる希望があると分かったことなのです」

  • 25日夜放送のHBOドキュメンタリー「タハリール広場から:終わらざるエジプト革命の18日間」は、デモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースを中心に構成された作品です。このドキュメンタリーはクドゥースの報告を通して、民衆蜂起の成り立ちを記録しています。また、ムバラク政権で十数回も逮捕され、エジプトのベテラン反政府活動家でクドゥースのおじにあたるモハメド・アブドゥル・クドゥースにとって抗議とはどういう意味を持っていたのかを見ていきます。カイロにいるクドゥースおよび映画の制作チームであるDCTV(ダウンタウン・コミュニティ・テレビジョン)のジョン・アルパートとマシュー・オニール、そして独立映像作家でビッグ・ノイズ・フィルムズ(Big Noise Films)のジャッキー・スーヘンに話を聞きます。

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