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2012年1月9日(月)

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  • この週末に行われた共和党の大統領候補の討論会で、オバマ米大統領が先週後半に発表した国防費削減とアジア太平洋地域の重視、パキスタンやアフガニスタン、イエメンそして「アフリカの角」での無人機攻撃の拡大を約束するという軍事戦略に、候補者たちの論点が集中しました。国際政策センターの軍備安全保障プロジェクトのディレクターであるウィリアム・ハートゥングに、ブッシュ政権時と予算が変わらないままのオバマ政権の新しい戦略について話を聞き、ニューハンプシャー州共和党予備選で優勢のミット・ロムニー氏による代替案をみていきます。「彼の計画はかなりの常識外れで、笑ってしまうようなものです。あたかも国防総省への給付金制度のように、国防費をGDPの4%にとどめましょうと話しています。オバマ大統領の計画より1.5兆ドル上回る6.5兆ドルを10年で使ってしまうような話です。増税しない限り、既に多大なダメージを受けている内政対策に直に影響を及ぼします」とハートゥングは話ます。

  • 米軍調査官は、2011年10月にアフガニスタンへ派遣された数週間後に自ら命を絶ったダニー・チェン上等兵の死に関して衝撃的な新しい詳細を発表しました。19歳の中国系アメリカ人兵の遺族は、チェンが人種によるいじめを受け、兵士たちに石を投げられたり、人種についての中傷を浴びせられたり、口に水を含ませたままで腕立て伏せをさせたり、逆さに吊るしたりなどの同僚からの嫌がらせにほぼ毎日遭っていたことを、軍から告げられたと話しています。「いじめをしているのが上司でしたので、ダニーは上司に苦情を訴えられる状況ではなかったのです。小隊の最も位の高い上司が事態に対処しなければならなかった。もし彼がさらに高位の上司に報告していれば、ダニーは今でも生きていたかもしれないんです」と人権活動団体、OCAニューヨークのリズ・オーヤンは話します。チェンの遺族と支持者は、彼の死に関与した兵士8人を国外ではなく、米国内で裁判にかけるよう要請をしています。

  • 6人が死亡し、ガブリエル・ギフォーズ下院議員に重傷を負わせた1年前の銃乱射事件の追悼キャンドルサービスを行うため、アリゾナ州ツーソンに数千人が集まりました。いまだに治療を行っているギフォーズ下院議員が、群衆に向かって演説をしました。一方、逮捕、起訴され、ギフォーズ下院議員暗殺未遂の罪に問われているジャレット・ロフナー被告は、無罪を主張していますが、精神疾患のため裁判を受けられる状態ではないと判定されています。この銃乱射事件以降、更なる銃規制の要請が何度もあったにもかかわらず、ほとんど何も行われていなく、銃購入のための即時犯歴紹介システム「NICS」も未だ完全導入されていません。「全ての人の履歴調査をしていると思っている多くの人は、実際行われていないことを知って驚くと思います。最低限、我々は履歴の確認をするべきです」と、32人が死亡した2007年のバージニア工科大学銃乱射事の生存者で、銃規制に懸命に取り組んでいるコリン・ゴッダードは語ります。

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