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2011年12月23日(金)

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  • 19歳の米陸軍上等兵ダニー・チェンがアフガニスタンで遺体で見つかった件で遺族が調査を求めています。軍当局は、チェンが自ら頭部を銃で撃ったことが死因だとしています。遺族によれば、彼は亡くなる前に人種差別に基づくいじめに遭っていて、兵士たちに石を投げられたり人種的侮蔑語を浴びせられたそうです。陸軍は彼の死に関与した兵士8人を職務怠慢から故殺まで数件の罪状で起訴しました。ダニーのいとこであるバニー・チェンに話を聞きます。「(彼の死が)自殺だったのかそれとも誰かが引き金を引いたのか、それもまだわかっていません」と彼は言います。また、ニューヨーク市議会議員のマーガレット・チンにも話を聞きます。彼女の助力でチェン【訳注:原文のChinはChenの誤記です】の遺族は国防総省当局者と会談できました。彼女はまた新兵募集に当たって人種的偏見の有無も採用基準にするよう求めています。

  • 米軍内部告発者として訴追されているブラッドリー・マニングの軍事予備審問で22日、弁護人・軍検察双方の最終陳述が行われました。この予審はマニングが米軍の機密ビデオ及び外交公電記録をウィキリークスに漏洩したとされる件で軍法会議にかけられるべきかどうかを決めるものです。「(弁護側は)ブラドリー・マニングが漏洩したと疑われている機密情報を機密扱いに分類した当局者が実際に……次に証人台に立つことになると示唆しています。彼らは繰り返しこれは国家安全保障を脅かすと言っているので、宣誓の下で証言させてみるのです。もし同じことを言ったなら、それはきっと偽証罪になるでしょう」と話すのはニュースブログサイト「ファイアドッグレイク」(firedoglake.com)のブロガー、ケビン・ゴツトーラです。彼はマニングの予審を傍聴していました。彼が指摘するには、検察側は「マニングをアルカイダ幇助に結びつけました。それは突き詰めれば国家安全保障に関するジャーナリズムを犯罪だとすることです……彼らの言っていることは、国家安全保障関連の情報をインターネットに載せた者は誰でも、敵に協力したとして訴追される可能性があるということです。たとえば無人機攻撃に関して報じたりとか、どんなことでも、軍の作戦に関することを報道すれば、それはアルカイダも読むわけですから、敵を助けたことになってしまいます」

  • 全米最初の大統領候補者指名となるアイオワ州党員大会まで2週間を切りましたが、共和党の指名争いは混戦模様です。ここでは政治とカネの現状を深く掘り下げます。昨年のシティズンズ・ユナイテッドと連邦選挙管理委員会の間の訴訟における連邦最高裁判決が、いかに選挙資金集めの形態を変えたかも見ていきます。この判決は企業による選挙運動への資金投入を無制限に認める道を開いたものでした。最近明らかになったことですが、ニュート・ギングリッチは選挙資金規制をかいくぐって億万長者の支援者や大企業から無制限の寄付の形で数百万ドルもの資金を集めていました。マクラッチー紙はこのほど、ギングリッチが連邦選挙資金規正法の抜け穴を利用して政治資金調達団体を作り5年間で5400万ドルを調達、これで大統領候補として復活する資金を手当したと報じました。一方、公益擁護センター(Center For Public Integrity)もギングリッチがいかに2つの、上限なしで寄付を集めるいわゆるスーパー政治活動委員会(super PAC)の支援を受けているかについて詳細な報告を行っています。この2つのスーパーPACは法的に言って、選挙活動上はそれぞれ別々に運営されなくてはならないのです。行政監視センターのリポーターとして過去20年にわたりロビー活動と選挙資金問題を取材しているピーター・ストーンと、マクラッチー紙の調査報道記者グレッグ・ゴードンに話を聞きます。

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