2012年の米大統領選に先立ち、民主党と共和党に代わる選択肢として新たな政党が選挙戦に参入しました。元ソルトレイクシティ市長のロッキー・アンダーソンは12月12日、新たに結成した正義の党(Justice Party)から大統領選に出馬することを発表しました。アンダーソンは、安定した共和党支持を持つ州にありながら、近年の米主要都市の中で最も進歩的な市長の一人として知られてきました。2000年から2008年までの二期の市長任期の間に、アンダーソンはLGBT(性的少数者)の権利、環境の維持可能性、イラク戦争に反対する反戦運動について積極的に発言し擁護しました。アンダーソンは金が政治に及ぼす影響と闘うと誓い、個人の寄付金を一人あたり$100に制限することとして、12日に選挙運動を開始しました。アンダーソンと正義党は、2012年11月の大統領選に向けて草の根運動を築きたいと言っています。「我々が正義党を発足したのは、システム全体が腐敗しきっているからです」とアンダーソンは言います。「今のシステムは非常に病んでいます。このシステムの中にいる誰も、特にこの腐敗したシステムを維持し、それによって生きながらえている二大政党の誰も公共の利益のために働いていないことを私たちは知っています。」
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