26日数千人の抗議者がオークランド市役所前の「オークランドを占拠せよ」野営地を、取り戻しました。先立つ25日、警察は抗議者を2度にわたり野営地から追い出しています。最初は夜明け前の奇襲によって、12時間たったその晩には、公園を取り戻そうとした抗議者はビーンバッグ弾と催涙ガスによって撃退しました。多くのデモ参加者は、オークランドのデモに参加していた24歳のイラク戦争退役軍人スコット・オルセンが、25日夜、警察の砲弾により頭蓋骨を骨折したことに激しい怒りを示しています。オルセンは危篤状態で病院に運ばれ、傷の経過を診ている医師によって鎮静状態に保たれているということです。「オークランドを占拠せよ」の抗議者でスコット・オルセンを安全な場所まで移動させるのに手を貸したジェシー・パーマーと、オルセンの親友で共に反戦イラク帰還兵の会のメンバーであるアーロン・ヒンデに話を聞きます。オルセンのもう一人の友人アデル・カーペンターはロイターに「イラクに2度送られ生き残った人が、オークランド警察の手で重傷を負ったという皮肉は誰の目にも明らかです」と語りました。アーロン・ヒンデは、オルセンが「オークランドを占拠せよ」運動に参加した理由を以下のように述べました。「彼はとてもやる気まんまんの熱心な男なんです。特に退役軍人の目から見て、この国でいま起きていることはどうみてもおかしいから、『占拠』運動を信じました。外国での戦争への従軍が私たちの目を開かせました。」
ニューヨークの独立放送局Democracy Now!を日本語でおとどけしています