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2011年9月21日(水)

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  • ジョージア州は米国で近年最も注目を集めている刑執行の一つ、トロイ・アンソニー・デイビスの死刑執行を準備しています。デイビスの処刑は米東部時間で今日午後7時、薬物注射により行われる予定です。ジョージア州の恩赦仮釈放委員会が恩赦を却下したその翌日ということになります。デモクラシー・ナウ!は本日同午後6時から8時にかけてジョージア州ジャクソンの刑務所前から特別放送を行います。デイビスは、1989年の非番の白人警官マーク・マクフェイル殺害事件で有罪判決を受けました。それ以来、9人の証人のうち7人が証言を撤回し、デイビスと事件現場を結び付ける物的証拠はありません。新たな展開として、デイビスは本日、州刑務当局と恩赦委員会に対し、自分をウソ発見器にかけてくれるよう許可してくれと願い出ました。デイビスの支持者の何人かはいま、死刑執行が予定されているジョージア州刑務所に勤務する人々に対しゼネストあるいは「病欠スト」を行うよう呼びかけています。アムネスティ・インターナショナルUSAの事務局長ラリー・コックスと、全米有色人種地位向上協会(NAACP)の刑事司法部長ロバート・ルックスに話を聞きます。「私は30年以上にわたって死刑問題に取り組んできました 」とコックスは言います。「(しかし)ジョージア州が死刑に処したいという、この人のケースほど有罪か無実かについて大きな疑いのある事例は見たことがない」。デイビスと昨日20日に面会してきたというルックスによれば、デイビスは生きる希望を失っていないが、この結果がどうであれ死刑反対への戦いは続けなければならないと話していたと言うことです。ルックスはデイビスの言葉を引用して、「皆さんには選択の余地があります」「荷物をまとめてうちに帰るか、それとも立ち上がってこの戦いを続けるかです」と言います。

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  • トロイ・アンソニー・デイビスの処刑停止を求めるキャンペーンが様々な人々のグループを1つにまとめています。その中には殺人事件によって人生を大きく変えられた人々もたくさん含まれています。29年前、アトランタに住むジョン・スターバックは殺人事件で祖父を失いました。運命はさらに恐ろしく思いがけない方向に進み、それから何十年もたった2005年、彼の娘であるミレイア・ウィリス=スターバックが殺害されたのです。極限の悲劇に直面したスターバックは、いま多くの時間を「修復的正義」の普及に費やしています。これは和解や許しを通して心を癒す手法です。彼は「和解のための殺人事件被害者遺族の会」(Murder Victims’ Families for Reconciliation)と、「死刑以外の方法を考えるジョージア人の会」(Georgians For Alternatives to the Death Penalty)の会員です。先週、スターバックは110人の殺人事件被害者遺族が署名した書簡をジョージア州恩赦仮釈放委員会へ送付するのに助力し、同委員会にデイビスへの恩赦を求めています。ジョン・スターバックがアムネスティ・インターナショナルUSAの事務局長ラリー・コックスとともに番組に登場してくれます。

  • ジョージア州の死刑囚トロイ・アンソニー・デイビスの処刑を停止させる最後の最後の努力が続けられる中、ここでは私たちは釈放された2人の元死刑囚たちに話を聞きます。ダービー・ティリスは10年後に新しい証拠が発見され1987年に自由の身になりました。それから14年後、ティリスは「無罪」として恩赦を受けたのです。彼は死刑を待つ身から一転して無罪となった最初の死刑囚の1人となりました。もう1人、ローレンス・ヘイズにも登場してもらいます。彼は1972年に米国最高裁が死刑執行を一時停止にする以前の、ニューヨーク州での死刑囚でした。ヘイズは20年収監された後、1991年に恩赦を受け、以来、死刑制度反対のスポークスマンを務めています。

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