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2011年9月2日(金)

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  • アフガニスタン戦争が10周年を迎えようとしています。この間、国防総省が競争入札なしの契約量を3倍にしたことで数百億ドルが浪費されたとする 2つのリポートが公開されました。超党派による戦時契約委員会の調査は、イラクとアフガニスタンにおけるプロジェクトでこの10年以上にわたって費やされた310億ドルから600億ドルが無駄にあるいは不正に詐取されて消えたと結論づけました。アフガニスタンでは米国が間接的にタリバンに資金提供していたことがわかりました。米国支援のプロジェクトのための資金が安全を確保するためにタリバンにつながる地域の民兵に支払われていたのです。一方で国防総省は 9/11の同時多発攻撃以来、入札なし契約を、異論も多いために改善すると約束していたにもかかわらず、3倍に増やしていました。米国の調査報道NPO 「公益擁護センター」(Center for Public Integrity)からの新しいリポートではこの入札なし契約での支払額は2003年の500億ドルから2011年には1400億ドルに膨張したとしています。イラク・アフガニスタン戦時契約委員会のメンバーでボルチモア大学法学大学院の政府契約学の教授であるチャールズ・ティーファーに話を聞きます。また、行政監視センターのシャロン・ワインバーガーにも登場願います。彼女は調査報道連載記事Windfalls of War(『戦争でぼろ儲け』)の執筆者です。「戦地には兵士とほぼ同数の契約業者がいます。なのに私たちはその状況に見合った思考も構造も持ち合わせていない」と彼女は言います。

  • 死傷者を出した2010年のイスラエルによるガザ支援船団攻撃に関してやっと国連が報告書を出しましたが、トルコはそれに先立ちイスラエルとの外交関係を格下げして軍事協力を凍結させました。国連報告書は、イスラエルが船団船マビ・マルマラ号に対する攻撃で「過剰で不合理な」武力を行使した─9人を殺害─と非難し、イスラエルは遺憾を表明して死者の遺族や負傷者に補償を行うべきだとしています。ただしマルマラ号を含む支援船団の乗客も、イスラエルのガザ地区封鎖を突破しようという「無謀な」試みを行ったとしてたしなめています。国連報告書はさらに、イスラエルのガザ地区封鎖は国際法上は合法であるとする、今後に重要な影響を与える判断を下しています。 This Time We Went Too Far: Truth & Consequences of the Gaza Invasion (『今度ばかりはやり過ぎた:ガザ侵攻の真実と結果』)などイスラエル・パレスチナ紛争に関する複数の著作を持つノーマン・フィンケルスタインに話を聞きます。また、フリー・ガザ運動の主宰者の1人であるフウェイダ・アラフにも話を聞きます。アラフもフィンケルスタインもともに国連報告は「うわべを繕う」「道徳的な堕落」と非難しています。

  • 今週末はまたメキシコ湾岸で380ミリもの降雨をもたらしそうな熱帯性低気圧が発達しています。米東部海岸の一部に壊滅的な被害をもたらしたハリケーン・アイリーンからまだ1週間しか経っていません。被害が最もひどかった地区の1つ、ニューヨーク州のキャッツキルズを見てみましょう。冠水や浸水は大部分で収まりましたが後片付けや修復再建は始まったばかりでこれから数カ月はかかります。少なくとも600軒の家屋、57000haの農地が台無しになりました。州当局の推計では150の幹線道路で部分的な修復が必要で、22の州管轄の橋が閉鎖になっています。このためキャッツキルのいくつかの地域も完全に孤立状態。ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモはあの強力な熱帯暴風雨で州は10億ドルの損害に直面していると言います。キャッツキルズを拠点にするウェブサイト「ウォーターシェッド・ポスト」の編集者リサ・ハリスに話を聞きます。このサイトは地域住民たちの主要な災害ニュースソースの1つになりました。

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