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2011年8月30日(火)

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  • 8月28日にバーモント州に上陸したハリーケーン アイリーンについて、全国メディアが見過ごした物語があります。バーモント州では、至る所で川の水位が記録的に上昇し、築200年の屋根付き橋や通信施設、道路を洗い流しました。州全域でインターネットが不通になりました。そんな中、ラジオ・バーモントWDEVのアナウンサー、ケン・スクワイア・エリック・マイケルズ、リー・キッテル、トム・ビアズリーと同局の気象予報士ロジャー・ヒルは24時間休みなしで放送をおこない、孤立した市民やコミュニティを結びつける役割を果たしました。WDEVはインターネットなしで発電機を使って放送し続け、、市民らがお互いにニュースや情報、励ましを提供することで、完全に孤立したいくつものコミュニティ間のライフラインとなりました。バーモント州とニューヨーク州北部が浸水に見舞われた中、全国メディアは、嵐は終わり不発に終わったと伝えました。WDEVのオーナー、ケン・スクワイアから話を聞きます。WDEVは、バーモント州北部全体に、音楽、ニュース、スポーツを放送する80年続く家族経営の独立ラジオ局です。スクワイアはメディアの合併を強く批判し、たとえ商業メディアでも独立系メディアを支持してきました。

  • ディック・チェイニー前米副大統領が待望の回顧録を出版する中、コリン・パエウル元国務長官の首席補佐官だったローレンス・ウィルカーソン大佐に話を聞きます。ウィルカーソンは、チリの独裁者で戦争犯罪で逮捕されたアウグスト・ピノチェト元チリ大統領を引き合いに出し、「この本は、誰かがいずれディック・チェイニーをピノチェトと同じように訴追するかもしれないという恐怖から書かれたものです」と言います。ウィルカーソンはさらに、ジョージ・W・ブッシュ元大統領とチェイニーの在職中の犯罪への責任を求めています。「喜んで証言するし、自分が負うべき罪はどんな罪でも受け入れる覚悟だ」とウィルカーソンは述べました。サロン・ドットコム(Salon.com)の政治・法律問題のブロガー、グレン・グリーンウォルドからも彼のチェイニーに関する最新記事"The Fruits of Elite Immunity"(『エリートの免責の結果』)について話を聞きます。「ディック・チェイニーは国中を回って、こんな薄汚れた扇情的で利己的な本から利益を上げようとしています。要するに自分の犯した犯罪から利益を得、それと同時に、こうした種類の政策は完全に正当な選択だったのだという考えを正常化しようとしているのです。それは、この騒ぎが遺すとても有害な結果といえるでしょう」とグリーンウォルドは言います。

  • 8月27日、ドナルド・ラムズフェルド元国防長官に自分の夫の自殺について詰め寄った、米軍特殊部隊兵の未亡人から話を聞きます。アシュレイ・ジョッパ=ハーゲマンは、ラムズフェルドの本のサイン会で、ワシントン州のタコマ南部にある基地での夫の葬儀案内のコピーをラムズフェルドに渡すことで、自分ことを彼に知らしめました。彼女は、9/11の後にラムズフェルドによって入隊を触発された彼女の夫は、後に戦争の理由に幻滅していたと言います。彼女の夫、25歳の二等軍曹ジャレッド・ハーゲマンは、彼女によると8回目のイラクとアフガニスタンへの派遣を前に自殺しました。彼の遺体は2011年6月28日に、ワシントン州のルイス・マコード統合基地で発見されました。2010年には1万8000人以上の兵士が国外での戦闘からルイス・マコード統合基地に戻ってきました。米軍は同基地での精神衛生サービスを強化するよう努めていると言いますが、ジョッパ=ハーゲマンはその成果を疑っています。「私は、夫をはじめ多くの他の兵士たちを入隊に導いた嘘を言った男と対決したい」とジョッパ=ハーゲマンは言います。「それが私がしたかったこと、そして実際に私がしたことです」。

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