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2011年8月11日(木)

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  • 連邦控訴裁判所は8日、イラクでの抑留者に対する過酷な尋問技術を開発、認可、使用したとして、ドナルド・ラムズフェルド元国防とその他名前わかっていない個人に対して起こされていた訴訟の棄却願いを却下しました。この訴訟は2人の米国市民によって起こされたものです。ドナルド・ヴァンスとネイサン・アーテルは、2006年に米国政府の民間請負会社シールド・グループ・セキュリティで勤務していた際、米国政府の武器が、金銭とアルコールと引き替えにイラクの反乱軍に売却されるのを目撃しました。 二人はFBI の情報提供者として雇用主であるシールド・グループに関する捜査に協力した後、同社からイラクの「グリーン・ゾーン」にはいるのに必要な身分証明書を剥奪され、同国のもっとも安全な場所から事実上、追放されました。その後まもなく、ヴァンスとアーテルは、米軍部隊により逮捕・勾留され、キャンプ・クロッパーの米国が運営する刑務所に移送されました。両人はそこで、睡眠遮断、長時間の尋問、極度に寒い獄房 に入れられる、長期間にわたり飲食物を与えられないなどの処遇を受けました。二人とも最終的には何の犯罪で起訴されることもなく、釈放されました。米海軍退役軍人のドナルド・ヴァンスに彼の身に起きた事件の詳細を語ってもらうとともに、ヒューマンライツ・ウォッチのテロ&反テロ・プログラムの上級顧問のアンドレア・プラソウにも話を聞きます。

  • 電気通信最大手のベライゾン社では、4万5千人あまりの従業員によるストライキが5日目に入りました。ストライキは、従業員の健康保険と年金助成を削減し、また従業員をより簡単に解雇できるようにしようとした会社側と従業員を代表する2つの組合との間の交渉が物別れに終わったことに起因しています。ストライキに参加しているのは、ベライゾンの固定電話、DSL、光ケーブル、ケーブル TV、インターネットを扱っている地上配線部門の従業員です。ベライゾン・ワイヤレスの従業員は、組合化されていません。ベライゾン側は、より多くの人々が携帯電話だけを持つようになり、固定電話事業は10年以上にわたり衰退の一途をたどっており、手当の削減を余儀なくされたと語っています。しかし、組合役員は、ベライゾンの言い分を鵜呑みにしません。米国第2の電話会社ベライゾンの今年前半6ヶ月間の純益は、69億ドルにのぼっています。ベライゾンの従業員を代表する組合のひとつ、米国通信労働組合の代表、ロバート・マスターと、スト中のベライゾンの従業員で組合活動家のパメラ・ガルパーンに話を聞きます。「ベライゾンは、全面攻撃を仕掛けています。巨額の利益をあげているという事実があるにも関わらず、会社は現在の米国の経済状況を逆手にとって、従業員の給与、手当、 雇用の安定を縮小しようとしています」とガルパーンは、語ります。

  • ハイチに関する新たな報道により、米国が国際的キャンペーンを主導して、南アフリカに亡命中だったハイチの元大統領ジャン=ベルトラン・アリスティドの故国への帰還を阻止した様子を明らかになりました。この報道は、ウィキリークスが公開したハイチに関する約2千件の米国の外交公電をもとにしてネイション誌とハイチの週刊誌「ハイチ・リベルテ」が、まとめた一連のレポートの一部です。公電は、米国と国連高官たちが、政治的な動機に基づきアリスティドの告発のお膳立てをし、彼が「ハイチ国民との絆を強め、ハイチに戻る」ことを回避しようとした顛末を明らかにしています。 米国とその同盟諸国は数千万ドルのカネを注いで、アリスティドを麻薬密輸業者、人権侵害者、異教ブードゥーの実践者にみせかけて中傷しようとしましたが、試みは無駄に終わりました 公電により最近もうひとつ明らかになったのは、公選されていないハイチの事実上の政府関係者が、2004年から2005年を通して外国人高官と協働し、少なくとも400人の民間武装組織の構成員を同国の警察に統合させた詳細です。ウィキリークスが公開した公電によって、ワシントンと国連がいかに密接にハイチの新しい警察勢力の構築を監督し、民間武装組織を警察へ統合するのを承認した状況が明らかになりました。これらの武装組織は、それ以前はハイチの国民の大部分である貧困層や、民主的に選出された政府に攻撃を加えていました。ハイチ・リベルテの編集者キム・アイブスに、話を聞きます。彼の最新記事は、Nation.com に掲載されている『ウィキリークスのハイチ:アリスティド・ファイル』です。

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