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2011年6月15日(水)

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  • 14日、オバマは現職の米国大統領としてはこの半世紀で初めてというプエルトリコ訪問を果たしました。これは大統領選を含む2012年の米国選挙でプエルトリコ人有権者の投票がますます重要になってきていることを示すものです。この島に住むプエルトリコ人は大統領選で投票することはできませんが、全米50州に住むプエルトリコ人は460万人にのぼり、その内85万7千人が激戦区と言われるフロリダ州に住んでいます。プエルトリコ大学教授のマリツァ・スタンキッチに、経済低迷と授業料大幅値上げに抗議する学生たちへ暴力的な警察弾圧が続くこの島へのオバマ訪問の反応を聞きます。

  • 2009年から2010年にかけてメキシコで押収された銃器の約70%が米国から流入したものであったという米上院議員3人がまとめた新しい報告書が発表されました。同報告書はメキシコの複数の麻薬カルテルが米軍式の銃器で武装しており、米国側の規制を強化してメキシコへの銃器流出を防ぐべきだと主張しています。同時に下院では、何千、何万という数の銃をメキシコ麻薬カルテルの仲介者に売るよう米国の銃砲店を奨励していた、かつての米国政府の秘密計画を調査する公聴会が開かれようとしています。この秘密作戦は「ファスト&フュリアス(迅速かつ猛烈)」と呼ばれ、メキシコの犯罪組織の幹部クラスへのコネをつかむために仲介者の利用を奨励したもので、米アルコール・タバコ・火器取締局(ATF)が指揮しました。この作戦は、後に米国・メキシコ両国の犯罪現場から見つかった数百もの銃器がこの作戦によって麻薬カルテルに売りつけられたものだったことから、厳しい批判を浴びることになりました。その中には米国境警備隊員が殺害された現場から押収された2丁も含まれています。公共性保全センター(Center for Public Integrity)のデイビッド・ヒースに話を聞きます。

  • メキシコの反暴力抗議団体の一行が先週末から米国に到着し、米国の麻薬政策の大幅な変更を求めています。メキシコ人詩人のハビエル・シシリアは今年、麻薬密売人たちに24歳の息子を無惨に殺害されてから「正義と尊厳のある平和を求めるキャラバン(Caravana por la Paz con Justicia y Dignidad)」というグループを率いるようになりました。同キャラバンの要求の1つは「メリダ・イニシアチブ」の廃止です。これは米国の「麻薬戦争(War on Drugs)」の一環として米国がメキシコ軍をトレーニングし支援するというプログラムです。国際政策センターのアメリカ政策ブログラム部長ローラ・カールセンに話を聞きます。また、彼女が同キャラバンに同行したドキュメンタリーから、彼女のシシリアへのインタビュー部分もお送りします。

  • 米中央情報局(CIA)が中東に秘密航空基地を建設しています。これはイエメンを攻撃する武装無人機離陸用の基地です。2009年12月以降、米国のイエメン空爆はCIAの提供する情報を基に米軍が実施してきました。それがいま、諜報機関が自ら軍事作戦と並行して無人機攻撃を準備しているわけです。ウォールストリート・ジャーナル紙によると、長期の無人機攻撃作戦を支援するために、CIAはここ数カ月、サウジアラビアと協力してイエメンでの情報収集を強化しているようです。イエメンへフルブライト留学し、いまプリンストン大学の近東研究の大学院生であるグレゴリー・ジョンセンに話を聞きます。

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