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2011年4月25日(月)

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  • シリアでは、デモの実施を禁止する非常事態法が前週解除されたものの、民主化デモに対する大規模な弾圧は激しさを増しています。アルジャジーラによると、外出禁止令の敷かれた南部ダルアーに、数千人規模の軍部隊と戦車が投入され、屋根の上には狙撃兵が配置され、これまでに少なくとも20人が殺害されました。またダマスカス郊外にあるドゥーマでも、治安部隊による急襲がありました。こうした弾圧は、シリアでデモが起きて以降最悪となる100人以上の死者を出した22日の抗議行動以降、激しさを増しています。シリアにいるアルジャジーラのルーラ・アミン記者と、人権弁護士でアクティビストのラザン・ザイトウネに話を聞きました。

  • イエメンで長期にわたり同国大統領の座にいたアリ・アブドラ・サレハが、3か月に及ぶ抗議デモを受け、近隣アラブ諸国の提案を受け入れて数週間以内に退陣することを決めたと報道されています。サレハ大統領が実際に退陣すれば、北アフリカ・中東地域での指導者の退陣はこの3か月で3人目となります。しかし国民の多くは大統領のこの約束を信じておらず、イエメンではデモが引き続き行われています。25日にも、タイズで治安部隊が発砲し、少なくとも10人が負傷しました。独立系ジャーナリストで、ニューヨーク。タイムズ紙の取材のために滞在していたイエメンから帰国したばかりのローラ・カシノフに話を聞きました。

  • 告発サイト・ウィキリークスが、グアンタナモ米海軍基地内の収容施設に関連する数千点の機密文書を公開しました。これらの文書により、ブッシュおよびオバマ政権が、罪のない150人以上の人々を、無実と知っていながら、起訴しないまま、数年間拘束していたことが明らかになりました。多くの事例で、米軍上級司令官は、そうした人々をグアンタナモに収容する理由がないと結論づけていました。無実の人々のなかには、89才のアフガニスタンの村民や、拉致された14才の少年が含まれています。そのうちの何人かは、カシオの人気の腕時計を身に着けていたという理由だけで、グアンタナモに収容されていたのです。同型の時計を、アルカイダがタイマーとして利用していました。また、ジャーナリストのサミ・アルハジを6年間にわたって収容した理由の一つが、勤務先だったアルジャジーラネットワークの取り調べを行うためだったことも、公開された文書で明らかになりました。アルハジをグアンタナモに収容したのは「アルジャジーラニュースネットワークの訓練プログラム、電気通信設備、さらにはチェチェン共和国、コソボ、アフガニスタンでの取材活動の状況に関する情報を入手するため」だったと、アルハジについての報告書は述べています。詳細について、ジャーナリストのアンディ・ウォーシントンに話を聞きます。彼はThe Guantanamo Files: The Stories of the 774 Detainees in America’s Illegal Prison(『グアンタナモ・ファイル:米国の違法監獄にいる774人の被拘束者たち』)の著者です。

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