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2011年3月29日(火)

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  • オバマ大統領は、3月上旬にリビアへの空爆を命じて以来初めての主要なテレビ演説で、リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ大佐の度重なる人権侵害、介入への国際的合意、中東と北アフリカに広がる革命、リビア反体制派の拠点ベンガジでの大虐殺の可能性に言及し、自分の決断を擁護しました。

  • オバマ大統領は米国主導のリビアへの軍事攻撃の正当性を主張していますが、番組ではこれについての討論を行います。ミシガン大学教授のフアン・コールは最近「リビアに関する左派への公開書状」というタイトルの記事を出版しました。コールはベンガジでの大虐殺を避け、開放闘争におけるリビア反体制派の活動を助けるために軍事力の使用を擁護しています。一方、リビアへの米国の介入に反対するトリニティ大学教授のヴィジャイ・プラシャドは、米国は、バーレーン、イエメン、その他の周辺諸国で自国が後ろ盾となっている各政府による暴力的な弾圧を無視している一方で、数十年にわたるリビアの内戦には介入していったことに注意を喚起しています。

  • 3月18日に始まったシリアの反政府デモでの死亡者は60人を超え、ある推計によれば280人以上が逮捕されたといいます。逮捕者の中には、エジプト系米国人の技術者モハメド・ラドワンも含まれています。シリアの国営放送は3月25日、ラドワンによる、ある「自白」を放送しました。その中で彼は、極秘にイスラエルを訪れ、シリアに関する写真と映像を提供する代わりに金銭を受け取ったと話しています。ラドワンの家族は、この発言は虚偽のもので、強制的に言わされたにちがいないと言います。ラドワンが2月にエジプトのデモに参加したときのインタビューの抜粋を放送し、ワシントンDCにいる彼の弟タレク・ラドワンに話を聞きます。

  • 米最高裁判所は3月28日、有名なジョージア州の死刑囚トロイ・アンソニー・デイビスの再審請求を棄却し、同州で彼の死刑執行を準備しようとしているようです。デイビスは、1989年に起きた非番の白人警官マーク・マクフェイル殺害事件で有罪宣告を受けました。その後、デイビスを特定した警察関係者でない9人の証人のうち、7人が証言を撤回しました。デイビスと事件現場を結び付ける物的証拠はありません。法的な再審請求の道が尽きたいま、デイビスの運命は、死刑を減刑し彼の命を救うことができるジョージア州恩赦仮釈放委員会の手に大きく委ねられています。デイビスの姉マルティナ・コレイアに話を聞きます。「誰も無罪という事実を検証しようとしないし、証人による証言撤回がこの事件の非常に有力で重要な側面であることを認めたがらないのです」とコレイアは言います。「トロイの事件には国際的な働きかけが必要だと思います。」

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