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2010年8月17日(火)

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  • 国連は、最悪の洪水に見舞われて2週間以上たつパキスタンで、数百万人に上る住民が汚水を媒介とした命にかかわる伝染病の危険にさらされていると警告しています。世界保健機関は、およそ600万人(うち半数以上が子ども)が腸チフス、肝炎のほか、コレラや赤痢にかかる恐れがあるとしています。この洪水で1600人以上が死亡し、パキスタン人口のほぼ12パーセントにあたる2千万人が避難しました。国連の人道問題担当官ジョン・ホームズとパキスタン人アナリスト、モシャラフ・ザイディに聞きます。
  • 30万人の死者と150万人を超す避難民を出しハイチに壊滅的打撃を与えた大地震から7カ月以上がたちますが、新しい住居を見つけた住民はごくわずかです。さらに仮設テントで避難生活を送る人々は新たな避難を迫られています。ハイチの地元の団体によれば、地震発生後に建てられた1300カ所の避難キャンプの一部から数千人が強制退去させられる恐れがあります。この立ち退き問題は、地震後の強姦や性的暴力が、特に国内避難民キャンプで増加しているという複数の報告がなされている中で浮上してきました。
  • 国連が各国に呼びかけたハイチ復興基金によると、約束した援助金を全額支払った国はブラジルとエストニアの2国にとどまっています。米国、フランス、カナダなど多くの国は約束した援助金を送っていません。CNNが最近行なった調査によると、ハイチに実際に送られた援助は約束された金額のわずか2%であることが判明しました。ハイチに対してもうひとつ別の形、賠償金として支払われるべきものへの要求が高まってきています。著名な学者や活動家で作るグループは8月第3週、公開書簡のなかで、200年前独立を果たしたハイチにフランスが課した「独立債務」を、フランスはハイチに返還すべきだとしました。ハイチは、第二次大戦までの間におよそ9千万フランの金貨の支払いを強制されました。これは、利子とインフレ率分を加味すると現在の400億ドルに相当します。

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