「コロナウイルス資本主義」:ナオミ・クライン コロナウイルスのパンデミックは革新的変化を促すチャンスと主張

2020/3/19(Thu)
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作家、活動家でジャーナリストのナオミ・クラインは、コロナウイルス危機は以前の危機と同じく、今の米国社会の脆弱性の原因を作った人々を含む社会の最富裕層への援助が行われ、大多数の労働者や零細企業に対してはほとんど援助がないという政策で終わるかもしれないと言います。しかし、彼女は今、トランプ大統領が提案している政策は「パンデミック・ショック・ドクトリン」とも呼ぶべきもので、この危機は最悪の結果を避けるだけでなく、より公平な社会へと変革するためのチャンスだと主張しています。このパンデミックがトランプをそうせざるを得ない状況に追い込んでいるからです。クラインは2007年出版された『ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』の著者です。本日はクラインが、自身が上級記者を務めるインターネット・ニュースサイト「ジ・インターセプト」のために作成した動画を放送します。クラインは、ショック・ドクトリンは一方向だけに働くのではなく、逆方向の変革も可能であり、今がそのチャンスだと主張しています。(画像クレジット:「ジ・インターセプト」)

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