元ツイッター社員 サウジのスパイ活動関与で告発される サウジの反体制派弾圧強化の一環

2019/11/7(Thu)
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米司法省は元ツイッター社員を、サウジアラビアが同国を批判する数千人を監視するのに加担したとして告発しました。アリ・アルザバラとアフマド・アブアモは、ユーザー・アカウントに紐づけられた電話番号やメールアドレスのみならず、身元や居場所確認に使用できるIPアドレスなどの詳細情報をサウジ政府に流していました。今回の告発の1年前には在トルコのサウジ領事館内で、サウジ人ジャーナリストで同国に批判的だったジャマル・カショギが残酷な方法で殺害されました。ヒューマンライツ・ウォッチによる新たな報告書ではカショギの残酷な殺害から1年経ってもサウジ政府は多くの活動家、政権批判派や聖職者を強制的に拘束しています。報告書によれば、モハメド・ビン=サルマン皇太子が主導したとされるサウジ女性や若者のためのイニシャティブの裏には「暗い現実」があるといいます。これには女性活動家の大量逮捕も含まれ、その中には性的暴力を振るわれ電気ショックで拷問されたと訴える人もいます。ヒューマンライツ・ウォッチの中東研究者アダム・クーグルに話を聞きます。

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