「地上で最も不平等な社会の一つ」と戦う香港の若者たちが、軍事弾圧に直面

2019/10/2(Wed)
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中国は今週、共産党政権による統治70年を記念して、北京で史上最大の軍事パレードを開催しました。一方、香港では1日、数ヶ月にわたる抗議活動で初めて、警察がデモ隊に向けて実弾を発射して、暴力を激化させました。オンラインで広く視聴されているビデオでは、機動隊の警官が18歳の抗議者ツァン・チクンの胸に銃弾を撃っているのが見られます。撃たれた若者の容体は安定していると伝えられています。抗議者たちが火炎瓶を投げるなか、警察は催涙ガスと放水砲も発射しました。10月1日、抗議参加者96人が暴動容疑で逮捕されました。香港の抗議活動の詳細について、「労働者の権利国際フォーラム」(International Labor Rights Forum)の中国プログラム責任者であるケビン・リンに話を聞きます。彼は北京で生まれ育ち、長年にわたり中国の労働運動と市民社会を研究してきました。ジャコバン誌への彼の最近の寄稿は、“Four Points on the Hong Kong Protests”(「香港の抗議行動の4つのポイント」)という見出しが付けられています。またニュー・ポリティックス誌の“How Should the U.S. Left Think About China?”(「米国左派は中国をどう考えるべきか」)の著者でもあります。

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