トランプはイスラム革命防衛隊をテロ組織と指定することで米国とイランの関係を「永久的な対立」状態に固定してしまったのか?

2019/4/9(Tue)
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トランプ政権は前代未聞の措置として、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」(IRGC)を外国テロ組織に指定しました。その結果として、IRGC部隊員は、包括的な経済制裁と入国規制の対象となります。米国が他国の軍隊を正式にテロ組織と呼ぶのは今回が初めてです。米国防総省と米中央情報局(CIA)は、米兵を危険にさらす可能性があると警告し、この決定に反対しました。今回の措置の主要な支持者には国家安全保障問題担当大統領補佐官のジョン・ボルトンと国務長官のマイク・ポンペオが含まれます。ポンペオは4月8日、この新政策を正式に発表しました。これは、幅広い国際的非難にも関わらず、米国が2018年に行なった画期的イラン核合意からの離脱とイランへの制裁再開以来米政府が行なっている。イラン孤立化の企ての最新のものとなります。「全米イラン系米国人協議会」(National Iranian American Council)の創設者であるトリタ・パルシに話を聞きます。彼の近著のタイトルはLosing an Enemy: Obama, Iran, and the Triumph of Diplomacy(『敵を失う:オバマ、イラン、そして外交の勝利』です。パルシはジョージタウン大学の安全保障研究センターの非常勤准教授です。

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