アリゾナ発イエメン行き ツーソンで作られたレイセオン社製爆弾がイエメンの村民31人を殺すまで

2018/12/17(Mon)
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米上院は13日、イエメンで戦争を続けるサウジアラビア主導連合軍への軍事財政支援の停止を求める歴史的な決議を採択しました。戦争権限法に基づき、承認されていない戦争から米軍の撤退を求める決議が上院で採択されたのは米国史上初めてです。サウジが主導するイエメンでの戦争は、2800万人のイエメン人のうち1400万人が飢餓に瀕するなど、国連が世界最悪とする人道危機を引き起こしています。今週のニューヨーク・タイムズ・マガジンには、アリゾナ州ツーソンで製造されたレイセオン社製爆弾がサウジアラビアの武器庫に輸送され、イエメンの村々に落とされるまでのプロセスをたどる注目記事が掲載されています。2016年9月10日、米国が支援するサウジの戦闘機が一連の爆撃をイエメンで実行した際、辺境の村アルハブで何が起こったかに焦点を当てました。ヒューマン・ライツ・ウォッチによれば、この攻撃で3人の子どもを含む少なくとも31人の民間人が殺害され、42人が負傷しました。ジャーナリストのジェフリー・スターン氏に話を聞きます。

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