台風「海燕」の生存者:化石燃料企業が気候変動を加速化し、私の家族を殺した

2018/12/12(Wed)
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ポーランドのカトヴィツェで開催されている国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)の会場から放送しています。ここには世界の200ヶ国近くの首脳や高官が、2015年のパリ協定をどのように実施するのか交渉するために来ています。しかし、パリ協定から3年たちながら、地球規模の温室効果ガス排出を抑制し、壊滅的な気候変動を止めることへの前進は見られません。新たな研究によると、世界の二酸化炭素排出量は2018年に最大で3.7%増加した可能性があり、それは2年連続の前年比増加を意味します。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、気候変動を抑制するために人類に残された時間はあと十数年しかなく、それができなければ、地球 規模の大惨事に直面すると報告しています。気候変動の悲惨な影響をすでに体験し、その後の人生を、気候変動活動家として専念するジョアンナ・サステントに話を聞きます。彼女の人生は2013年に根底から一変しました。観測史上最大のサイクロンの1つである台風「海燕」[日本では30号]がフィリピンを荒廃させ、何千人もの人の命を奪った時、彼女も家族5人を失いました。

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