イブ・エンスラー:カバノー支持の白人女性は「サバイバーの側に立ち最高裁入りに反対を」

2018/10/5(Fri)
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最高裁判事に指名されたブレット・カバノーの承認をめぐり上院議会は投票手続きに入っていますが、反対の声がアメリカ全土で大きくなっています。10代のときカバノーにレイプされそうになったと訴えるクリスティン・ブラジー・フォード博士の告発を受け、FBIが新たに捜査を行いましたが、その結果を閲覧する機会が上院議員たちに与えられてから、まだ1日しか経っていないのです。4日には連邦議会議事堂前でカバノーに反対する大規模な座り込みが行われ、300人以上の抗議者が逮捕されました。カバノーは複数の女性から性的暴行や非行を告発されています。それでも上院は、本日の午前中にカバノー承認に向けた重要な手続き上の投票を行う予定です。最終的な承認投票は6日に行われる見込みです。決定の鍵を握るのは、まだ賛否を表明していない4人の上院議員の投票行動です。すなわち共和党の3議員、メイン州のスーザン・コリンズ、アリゾナ州のジェフ・フレーク、アラスカ州のリサ・ムルコウスキと、民主党の議員ウエストバージニア州のジョー・マンチンです。この問題について、受賞歴のある劇作家で『バギナ・モノローグ』の著者イブ・エンスラーに話を聞きます。彼女はまた、女性や女児に対する暴力に反対する運動「Vデー」の創始者でもあります。最近は『タイム誌』に、〝A Letter to White Women Who Support Brett Kavanaugh″(「カバノーを支持する白人女性への手紙」)という記事を寄稿しました。エンスラーはカバノー指名の展開を見守る性的暴行サバイバーに対し、こう語りかけます。「あなたの苦痛は重要な問題です。あなたの経験も、あなたを苦しめてきたトラウマも無視されるべきではない。あなたが自身でその経験の傷を癒やそうとしているように、あなたを支え、愛し、抱き留めてくれる人は、私たちのなかにたくさんいます。」

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