全米オープンでの性差別:セリーナ・ウィリアムズへの処遇で黒人女性が直面するあからさまなダブルスタンダードが露呈

2018/9/11(Tue)
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9月8日の全米オープン女子決勝戦での出来事の影響について検証しましょう。この試合では、テニス界のスター、セリーナ・ウィリアムズがカルロス・ラモス主審が性差別的だと非難し、その後、20歳の大坂なおみに敗北を喫しました。女子テニス協会は9月10日、ウィリアムズを支持すると表明し、同協会の最高経営責任者(CEO)のスティーブ・サイモンはラモス主審はウィリアムズが女性ということで彼女に対して違う許容基準を示したと示唆しています。ラモス主審は決勝戦中、ウィリアムズのコーチから彼女に出されたジェスチャーが試合中に禁止されている「コーチング」にあたるとしてウィリアムズに規則違反の判定を出しました。ラモスはその後、ウィリアムズが怒りでラケットを破壊したことで1ポイントのペナルティーを科し、ポイントを奪われたことについてウィリアムズが主審を「うそつき」「泥棒」と呼ぶと、今度は丸ごと1ゲームのペナルティーを科しました。ペンシルベニア州立大学の歴史と女性、ジェンダー、セクシャリティー研究の准教授で、スポーツのポッドキャスト「焼き尽くせ」(Burn It All Down)の共同司会者であるアミラ・ローズ・デイビスに話を聞きます。

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