在米ホンジュラス人約9万人を強制送還か トランプ政権が保護制度を終了 危険と貧困が待つにもかかわらず

2018/5/7(Mon)
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トランプ政権は4日、現在米国に住んでいる約9万人のホンジュラス人の一時的被保護資格(TPS)を停止すると発表し、彼らは帰国すべきだと主張しました。TPSは自国に安全に戻ることができない外国人に付与される移民のステータスで、米国で合法的に暮らし働くことを許すものです。ホンジュラス人が最初にこの資格を得たのは1999年、ホンジュラスがハリケーン「ミッチ」で大きな被害を受けた後でした。ホンジュラスはいまだに世界で最も暴力が横行する国の一つだと批評家は指摘します。トランプ政権は、エルサルバドルやハイチ、ネパール、ニカラグア、スーダンの人々に対する保護も終了しました。更新されたのは南スーダンとシリアの人々の資格だけです。合計30万人に影響が出るものと推定されています。ホンジュラスからの移民でマサチューセッツ州ボストンの「Centro Presente」代表のパトリシア・モンテスに話を聞きます。この団体は1980年代以降、ホンジュラスや中米出身のメンバーと取り組みを続けてきました。モンテスの家族の中にも一時的被保護資格を失う人がいます。

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