25年間で最悪の米国刑務所暴動が明らかにする全米の刑務所の非人道的な状況

2018/4/17(Tue)
記事番号: 
2

4月15日、サウスカロライナ州にある最高レベル警備の刑務所で流血の暴動がおき、少なくとも7人の囚人が死亡し17人が重傷を負いました。これは米国の刑務所で起きた暴動のうち、25年間で最悪のものです。検視官は、死亡した囚人全員が刺され、切りつけられ、殴られていたと述べました。7人のうち6人はアフリカ系米国人でした。守衛は誰も負傷しませんでした。2017年にはいってから、サウスカロライナ州では合計で少なくとも20人の囚人が同じ刑務所内の囚人によって殺害されています。ある調査によると、同州全域の刑務所での殺害者数は2015年から2017年の間に4倍に増加しました。サウスカロライナの刑務所管理当局は複数の訴訟の対象となってきました。それらの訴訟は「暴力の長い歴史」を明らかし、時には守衛たちによって暴力が「奨励されている」と申し立てています。Blood in the Water: The Attica Prison Uprising of 1971 and Its Legacy(『流血:1971年のアッティカ刑務所の暴動とその遺産』)を執筆した、ピュリッツァー賞受賞のジャーナリスト、ヘザー・アン・トンプソンから話を聞きます。

共有します