イエメンが世界最悪の人道的危機に直面も 米上院はサウジの攻撃への支援停止を拒否

2018/3/22(Thu)
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米国上院議会は3月20日、議会が正式に軍事行動を許可しない限り、サウジアラビア主導のイエメン戦争における米軍の関与を30日以内に停止するという超党派の決議案を否決しました。過半数を占める共和党に民主党議員10人が加わり、44対55票で決議案は否決されました。アリゾナ州選出のジョン・マケイン上院議員は棄権しました。米国が支援するサウジ主導の空爆と海上封鎖により、イエメンでは医療、水道、衛生システムが崩壊しており、コレラが大規模に流行し、数百万人の市民が飢饉に見舞われています。サウジが2015年に侵攻して以来、1万5000人以上が犠牲となりました。同戦争への米国の関与に反対するバーニー・サンダース上院議員のスピーチの一部を放送するとともに、アルジャジーラのメヘディ・ハサン記者と、反戦女性団体「コード・ピンク」(CodePink)のメディア・ベンジャミンに話を聞きます。

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