ホンジュラスの対騒乱警察隊「違法」選挙への抗議行動弾圧を拒否

2017/12/5(Tue)
記事番号: 
3

米国の訓練を受けた精鋭部隊を含む、ホンジュラスの首都テグシガルパの国家警察は12月4日夜、夜間外出禁止令の強制執行を拒否しました。同国では争点となっている選挙における不正疑惑に対する数日間の抗議運動が起こり、現職のフアン・オルランド・エルナンデス大統領によってこの夜間外出禁止令が発令されていました。国家警察によるこの動きに先立ち、テグシガルパでは12月1日、ホンジュラスの治安部隊による抗議集団への発砲で3人が死亡しています。この11月最後の週に起きた抗議運動は、政府が管理する選挙委員会が11月26日の選挙の集計を中断したことがきっかけとなりました。中断は野党候補のサルバドル・ナスララが5%以上優勢であるという結果を受けてのものです。同委員会は現在、不審な投票を再集計した結果、42.98%対41.39%でエルナンデスがナスララより優勢と述べています。一方、ナスララと複数の国際監視団は、エルナンデス大統領によって管理されているホンジュラス選挙委員会に対して再集計を実行するよう求めています。受賞歴のある調査報道ジャーナリストであるアラン・ネアンと、ホンジュラスを拠点とする記者サラ・キノシアン、そしてイリノイ州第9地区選出の連邦議員ジャン・シャコウスキーに話を聞きます。ニューヨークタイムズ紙に掲載された彼女の論説の題名はThe Honduran Candidate(『ホンジュラスの候補者』)です。

共有します