電子フロンティア財団(EFF):警察はAT&Tに何百万ドルも払って私たちのメールやチャットをチェック

2016/10/28(Fri)
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AT&Tがどのように米国の国民を監視して、「プロジェクト・へミスフィア」(Project Hemisphere)と呼ばれる秘密計画で利益を得てきたかについて、新たな詳細が判明しました。デイリー・ビースト紙によれば、AT&Tは個人の電話記録を保管し、その情報を捜査当局に売却していました。捜査の目的は、麻薬戦争からメディケイド(低所得者用医療扶助)詐欺の摘発まで、ありとあらゆるものが含まれます。 AT&Tはすべての電話、テキストメッセージ、スカイプのチャット、その他の通信サービスで同社の通信インフラを通過するものはすべて記録を保存していたと報じられています。記録されたデータの中には1987年まで遡るものもありました。この通信記録を利用するために、保安官や警察署がそれぞれ年間100万ドル以上を支払っています。捜査令状は不要で、AT&Tは、政府機関が情報源を明かさないことを要求しています。電子フロンティア財団(EFF)の上級弁護士アダム・シュワルツに話を聞きます。彼の最新記事は"AT&T requires police to hide Hemisphere phone spying”(AT&Tは「へミスフィア」計画の電話監視を隠ぺいするよう警察に要求)です。

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