ISISの拠点モースル、米国主導の奪回作戦続く 「地上戦は行わない」とのオバマの誓いにもかかわらず

2016/10/19(Wed)
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自称 「イスラム国」のイラク国内最後の拠点とされるモースル奪還のための戦闘が3日目に入りました。米国が率いる約3万人からなる連合軍には、イラクの治安部隊、クルド人戦闘員、スンニ派アラブ系部族、シーア派民兵らが含まれています。オバマ大統領は地上戦には加わらないと誓約していましたが、ペンタゴンによると、米国の特殊部隊がイラク地上で展開、戦闘に加わっている模様です。連合軍は現在、モースルとその周辺に5千人いるとされる「イスラム国」戦闘員と対峙しています。人道支援を行う活動家は一方、この連合軍による攻撃がおこなわれるあいだ、20万人にのぼる民間人が避難場所を必要とするだろうと試算しています。英インディペンデント紙の中東特派員、パトリック・コウバーンに話を聞きます。コウバーンは同紙で、これまで13年にわたる戦争によって破壊されたモースルは今、新たな血みどろの時期へと突入しつつあると指摘しています。

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