メディア・ベンジャミン:米国人が9.11テロ事件でサウジを提訴できるなら無人機被害者も米国を提訴できるはず

2016/9/30(Fri)
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「ついに米国議会は、サウジとの外交関係より米国市民を上に置く前例をつくりました」とコードピンクのメディア・ベンジャミンは言います。米国の議会が、NY同時多発テロをめぐって米国民がサウジアラビア政府を訴えることを可能にする法案を、オバマ大統領の拒否権発動を覆して通過させたからです。これにより、米国の裁判所は国内でテロ行為が発生した場合に外国政府の免責特権を破棄することが可能になります。「もしも(無人機攻撃を受けた)罪のない一家が米国を法廷に引き出すことができ、ISISやアルカイダへの参加を唯一の報復手段と考えなくてよくなるのなら、これはとてもよい展開です」。メディア・ベンジャミンはKingdom of the Unjust: Behind the U.S.-Saudi Connection(『不正の王国:米国・サウジコネクションの裏側』)の著者です。

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