移民に関するサミットを呼びかけたオバマ 自国お膝元での難民危機は無視

2016/9/21(Wed)
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移民危機に対し、より組織だった人間味のある対応の開発を謳った拘束力のない宣言を採択した難民と移民に関する国連サミットからもう1件。米国は、決議案の当初の草稿にあった「いかなる場合にも子供を拘留してはならない」という文案に異議を唱えました。折しも、「バークス郡居住センター」では、拘留されているティーンエージャー達が無期限拘留に対する抗議活動を行っています。この中には、拘留中の母親と共に亡命を申請したまま、1 年以上拘留されている人も含まれています。エルサルバドル出身で拘留中の 16 歳、エステファニー・アドリアナ・メンデスの感想を聞くと共に、米国の中米難民への対応に関する「影のサミット」に参加した二人のゲストを迎えます。アラン・ケラーはニューヨーク大学医学部の准教授で、「拷問生存者を支援するベルビュー病院/ニューヨーク大学プログラム(Bellvue/NYU Program for Survivors of Torture)」ならびに「ニューヨーク大学健康と人権センター(NYU Center for Health and Human Rights)」の共同設立者兼代表です。20 日に、『我々のお膝元での難民危機(A refugee crisis in our own back yard.)』と題する彼の書簡がワシントン・ポスト紙に掲載されました。「カトリック・チャリティーズ(Catholic Charities)」の移民カウンセラー、エルビス・ガルシアからも話しを聞きます。 15 歳の時にホンジュラスからおとなの同伴者なしに逃れてきた体験の持ち主です。

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