テロ容疑者を「敵性戦闘員」として扱おうという呼びかけは米国を全体主義に押しやる

2016/9/20(Tue)
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共和党の大統領候補ドナルド・トランプは、9月第3週末の複数の襲撃事件への反応として、イスラム教徒の移民と難民を非難し、彼らを「内部からのガン」と呼びました。一方、民主党のヒラリー・クリントンは、トランプはISISがさらなる兵士を募ることを助けていると述べました。サウスカロライナ州選出の上院議員リンゼイ・グラハムは、ニューヨークの爆弾事件の容疑者アフマド・カーン・ラハミを、一般市民の容疑者としてではなく、「敵性戦闘員」として扱うことを求めています。「彼らは全員、集合的に罰せられるべきだという考えは、率直に言って、人種差別です。そうです、人種差別と呼ぶべきなのです。」とグアンタナモに拘束されている依頼人を持つ弁護士のラムジ・カッセムは言います。「軍による拘束や裁判なしの投獄を我々が法則化すべきだという考えは、単にばかげていて米国法と国際法に反するというだけでなく、全体主義体制の実践なのです」。

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