ニューヨーク爆弾容疑者捜索で使用の電話警告メッセージ イスラム教徒への攻撃につながる可能性?

2016/9/20(Tue)
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ニューヨーク市の住民の一部は、9月19日の朝に近隣地域全体の数百万の電話に自動的に配信された、爆弾事件の容疑者アフマド・カーン・ラハミの「指名手配」警告メッセージの使用について懸念しています。全域的な容疑者追跡のために住人を対象に全米のワイレス緊急警報システムが使われたのは今回が初めてかもしれません。このことは、特にイスラム教徒と有色人種でラハミではない人々が、彼と間違われたり標的にされるのではないかという懸念を広げました。これは、ニューヨーク市を含む全米でイスラム教徒コミュニティに対する憎悪犯罪が急増している中で起こったことでした。ニューヨーク市では9月第3週、伝統的なイスラム教徒の宗教的な服を着ていたスコットランドからの観光客が、白昼、5番街の真ん中で火を着けられました。「これは自警行為と憎悪犯罪に本格的に道を開く危険をはらんでいます」と、弁護士のラムジ・カッセムは言います。「当局が、追跡している人物以外の個人に与える影響もわからないまま、このような前例のない行動をとったことに警戒を覚えました。」。

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