オバマ大統領のルイジアナ州洪水被災地視察の翌日 米政府メキシコ湾の巨大な石油とガスの借地競売を決行

2016/8/24(Wed)
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23 日、オバマ大統領は壊滅的な洪水で 13 人が亡くなり、60,000 戸以上の住宅が被害を受けたルイジアナ州を初めて訪問しました。赤十字社は、この洪水をハリケーン・サンディ以来、米国で起きた最悪の自然災害と呼んでいます。多くの気象学者達はルイジアナ州のこの歴史的な洪水を気候変動に関連付けましたが、オバマ大統領は演説の中で、その関連性について触れませんでした。そんな中、メキシコ湾の 24 エーカーに及ぶ石油・ガス探査と開発の借地権売却を決行しようとする米内務省の決定に抗議した環境活動家 4 人が23日、ニューオリンズで逮捕されました。24日に予定されているこの売却の会場はスーパードーム、11 年前のハリケーン・カトリーナの際、家に住めなくなった何千人ものニューオリンズ住民が避難したいわくつきの場所です。石油とエネルギーの分析家で、Black Tide: The Devastating Impact of the Gulf Oil Spill(『黒い潮流:メキシコ湾石油流出の多大な影響』)の著者アントニア・ユハスがサンフランシスコから参加します。

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