数十年にわたる抗議活動の末 カリフォルニア州最後の原発が閉鎖に 再生可能エネルギーに転換
2016/6/22(Wed)
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環境活動家達に大きな勝ち星です。カリフォルニア州では、半世紀以上続いた原子力エネルギーの歴史が幕を閉じ、原発ゼロとなることが決まりました。21 日、州最大の電力事業者が、2025 年までにカリフォルニア州最後の原発ディアブロ・キャニオンの稼働を停止するという、環境保護グループと労働組合が推す提案に同意したのです。カリフォルニア州の経済規模は世界第6位に位置しています。同州は1950 年代に、他州に先駆けて原子力発電を受け入れた州の一つでした。ディアブロ・キャニオン原子力発電所は 1985 年に操業を開始しましたが、このプロジェクトは最初から論争の的でした。安全性への懸念から、反原発活動家達は長年この原発の閉鎖を訴えてきました。地震を引き起こす可能性がある大型の活断層がいくつも付近を走っている危険な立地のためです。環境団体FoE(Friends of the Earth)のデイモン・モグレンに話を聞きます。FoEはディアブロ・キャニオン原発の閉鎖を求めて1960 年代から闘ってきました。