『フラクチャー』の著者ジョイ=アン・リードが語るバラク・オバマ、クリントン夫妻、人種格差

2015/9/21(Mon)
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MSNBC放送で国内特派員を務めるジョイ・アン・リードがFracture: Barack Obama, the Clintons, and the Racial Divide(『フラクチャー バラク・オバマ、クリントン、人種格差』)を新しく刊行し、米国での人種間の歴史を考察、クリントン夫妻とオバマ大統領の関係を通して民主党の政治的変遷をたどりました。「民主党が過去50年間引きずってきた根本的問題は、ジョンソン大統領の遺産〔公民権の拡大〕をどうするのか、つまりそこから逃げ出すかどうかです。結局、民主党は逃げることにしたわけですが、その急先鋒が民主党を大幅に右寄りに導いたビル・クリントンでした。これは民主党指導者の多くが、あまりに多くの社会変革を受け入れたことが選挙に及ぼした影響とみなすものを是正する措置だったのでしょう」とリードは言います。リードはMSNBC放送の『ザ・リード・レポート』のホストでした。2008年の大統領選挙では、バラク・オバマ候補のフロリダ州選挙戦最終局面で報道補佐を務めました。

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