インティファーダの牛についての映画「ザ・ウォ ンテッド18」 米国とイスラエルがパレスチナ人映画製作者をNYプレミアから締め出す

2015/6/12(Fri)
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毎年恒例のヒューマンライツウォッチ国際映画祭がここニューヨーク市で開催されていますが、主役となるはずの監督が、米国で行われる自身の映画のプレミア に出席できません。パレスチナの映画製作者アメール・ショマリは、イスラエルから「安全保障上の脅威」とみなされ、米国ビザが取れるエルサレ ムに行くことを阻止されました。そこで彼は、米政府がビザを発行しているヨルダンのアンマンに行きましたが、そこでもビザ発給の機械が故障していると言われました。今までショマリはヨーロッパで開かれたいくつ もの祭典に問題なく出席し、彼の映画は国際的な称賛を得てきました。興味深いことに、映画The Wanted 18(『ザ・ウォンテッド18』)には、イスラエルが昔から、あらゆる形のパレスチナによる非暴力の抵 抗を危険、脅威とみなし、卑劣な手段で攻撃してきたことが描かれており、第一次インティファーダのとき、パレスチナ人の共同体が自分たちの乳製品のために所有していた18頭の 牛をイスラエル軍が「イスラエル国家の安全を脅かす」として追跡したという驚くべきエピソードを再現しています。本日はラ マラにいるアメール・ショマリに話を聞きます。

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