オバマ大統領はパナマに到着し、米州サミットにカナダ、中米、南米、カリブ諸国、そして今回初参加のキューバの首脳たちと共に出席します。オバマ大統領は9日、国務省がテロ支援国家指定リストからキューバを外すか否かの見直し作業を終了したと発表しました。この動きで双方が大使館を再開し、12月に発表された国交正常化に向けての歴史的な動きをさらに進めることが可能になりました。その一方で米国は、このサミットで別の問題に直面しています。キューバの友好同盟国であるベネズエラに対し最近オバマ大統領が発動した制裁措置をめぐる緊張です。3月にオバマ大統領が署名した大統領命令は、人権侵害と汚職の疑いを理由にベネズエラ高官に対する制裁措置を発動しています。今週になって米国は、ベネズエラをもはや国家安全保障の脅威だとは考えていないと発表しました。米州サミットでは他にも貿易、安全保障、移民についても話し合われることが予想されています。本日は、Venezuela: What Everyone Needs to Know(『ベネズエラ:みんなが知るべきこと』)の著者でポモナ大学のラテンアメリカ史を教えるミゲル・ティンカー・サラス教授と、経済政策研究センターの共同主任でジャスト・フォーリン・ポリシー代表のマーク・ウェイスブロットに話を聞きます。ウェイブスロットは"Obama Could Face Disastrous Summit Due to Venezuela Sanctions"(「ベネズエラ制裁で悲惨なサミットに直面するだろう」)という記事を『ザ・ヒル』紙に載せています。
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