ファーガソンの大陪審員 箝口令と戦う 検察は事件の取扱いを誤り公衆を欺いたと非難

2015/1/7(Wed)
記事番号: 
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非武装のアフリカ系アメリカ人マイケル・ブラウンを銃殺したファーガソン警察官ダレン・ウィルソンを不起訴にした事件で、大陪審の陪審員の一人が、この事件について公に発言する権利を求め訴訟を起しています。この訴えによれば、検察官ボブ・マクロックが告発できる可能性のある事件を「曖昧で、時宜を得ない状態」で大陪審に提供したとし、他の告発よりも「犠牲者の方により強く焦点が当てられていた」としています。また、ウィルソンに対し「大陪審員全員が罪を問わないことに賛成した」とされていることについても異議を唱えています。この陪審員は、大陪審のメンバーが課されている生涯を通じた箝口令についても疑問を呈しています。この陪審員については、セントルイス郡の住人であることだけが開示されています。この匿名陪審員の代理人を務めるミズリー州のアメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union) のトニー・ロザートに話を聞きます。

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