アフガニスタン戦争は終わっていない:米国が13年にわたる戦闘任務を終了 だが1万人超の部隊が戦闘続行

2014/12/29(Mon)
記事番号: 
1

米国主導の北大西洋条約機構(NATO)による駐留部隊は、アフガニスタンでの13年にわたる戦闘任務を正式に終えました。これにより、アフガニスタン軍が今後は治安の統括を行うことになりますが、1万7000人の外国軍部隊も同国に留まる予定です。ここには1万人以上の米国部隊が含まれ、名目上は交代したものの、引き続き戦闘での役割を担っていきます。オバマ大統領は先月、米軍部隊がジェット機や爆撃機、無人機とともに戦闘において直接的な役割を担うことができるよう、アフガニスタンでの米軍任務の期限を密かに延長しました。今回の権限移譲は、2001年以降で最も死者数の多くなった1年が過ぎる中、実施されました。国連によると、3200人近くのアフガニスタン民間人、5000人以上のアフガニスタン治安部隊要員が死亡し、タリバンとの戦いの13年間の中で最も死者の多い年となりました。本日は、米国の軍事的・経済的戦争の終結を目指す運動を行うVoices for Creative Nonviolence(創造的非暴力の声)の共同コーディネーターのキャシー・ケリーと、カブールに拠点を置くジャーナリストでローリングストーン誌に最新の記事Afghanistan: The Making of a Narco State(「アフガニスタン:麻薬国家の形成」)を寄稿したマシュー・エイキンスの2人に話を聞きます。

共有します