ファーガソン、NYCに続きミルウォーキーでも:黒人男性を射殺した警官の不起訴で抗議激発

2014/12/24(Wed)
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ウィスコンシン州の検察は、精神疾患のあるアフリカ系アメリカ人の男性を射殺した白人警官を起訴しないことを決定しました。今年4月、ミルウォーキー市の警官クリストファー・マニーは公園で寝ていた男性に関する通報に応えるため現場に向かいました。マニーが到着すると、すでに別の二人の警官がこの男性と話をした後で、この男性は特に問題を起こしていないことが分かりました。しかしマニーの証言によれば、この男性ドントレ・ハミルトンは、ボディーチェックをしようとするマニーに抵抗し、警棒を掴んでマニーを殴ったためマニーは発砲し、結果的にハミルトンを14回撃ち射殺しました。この発砲は、精神病患者の取り扱いに関する警察の規則に違反していたため、マニーは警察を解雇されました。しかしミルウォーキー郡地方検事は22日、この発砲が正当防衛であったためマニーを起訴しないと発表しました。この射殺事件に抗議して、ミルウォーキーではすでに大きなデモが起っており、19日には抗議者が高速道路を一時閉鎖して74人の逮捕者を出しました。翌日20日、ウィスコンシン州知事スコット・ウォーカーは州の国家警備隊に待機するよう命令を出しました。米司法省は連邦政府がこの事件を捜査すると発表しました。本日は民主党のミルウォーキー州議会議員マンデラ・バーンズに話を聞きます。

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