独房で米国最長の服役を強いられた囚人へ再び釈放命令 それでも彼の釈放を妨げようとする検察
2014/11/24(Mon)
記事番号:
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連邦控訴裁判所は、元ブラック・パンサー党員で、米国最長といわれる40年間以上を独房監禁状態で過ごしたアルバート・ウッドフォックスの釈放を認める下級裁判所の判決を支持し、ルイジアナ州に彼の釈放を命じました。ウッドフォックスと「アンゴラ・スリー」のもう1人の囚人の故ハーマン・ウォレスはアンゴラ刑務所で守衛を殺害した罪で有罪判決を受けました。「アンゴラ・スリー」と彼らの支持者は、彼らの政治的活動を阻止するため濡れ衣をきせられたのだと主張しています。昨年、連邦判事が、再審で人種差別があったことを理由にウッドフォックスは釈放されるべきだという判決を下しました。ウッドフォックスの罪が覆されたのはこれで3度目となりましたが、検察官はそれらの判決に対し幾度となく控訴することで、この判決命令を執行することを阻止してきました。20日に出された第5連邦巡回控訴裁判所による判決は、満場一致でウッドフォックスの釈放命令を是認しましたが、検察側がウッドフォックスを獄中に留めるため控訴し、釈放を遅らせる恐れがあります。本日は、「アンゴラ・スリー」の一員で、彼が犯していない殺人の罪で29年間を独房で過ごしたロバート・キングと、アルバート・ウッドフォックスの弁護人である、スクエア・パットン・ボグス法律事務所のカリーン・ウィリアムズに話を聞きます。