緑の恐怖:毛皮養殖所からミンクを逃したことで動物愛護運動家らがテロリズム罪に直面

2014/7/15(Tue)
記事番号: 
3

米政府は、イリノイ州農村部の毛皮養殖所からミンクとキツネを逃すのを助けたとして、2人の動物愛護運動家らを連邦テロリズム罪で起訴したことを明らかにしました。新たに明らかにされた起訴状の中で、検察側は、タイラー・ラングとケビン・オリフが毛皮養殖所の檻の中から約2000匹のミンクを逃がし、ミンクが出られるように施設の周りのフェンスの一部を外したとして訴えています。この2人の活動家らはさらに、同養殖所の壁に「解放は愛だ」とスプレーで描いたことでも訴えられています。ラングとオリフは、物議を呼んでいる「動物事業者テロリズム法(AETA)」(Animal Enterprise Terrorism Act )の下で起訴され、各訴因は最大5年間の禁錮刑と25万ドルの罰金を含んでいます。「グリーン・イズ・ザ・ニュー・レッド・ドットコム」(GreenIstheNewRed.com)で、動物の権利と環境問題について取材している、記者のウィル・ポーターから話を聞きます。「動物擁護団体や、こうした動物窃盗犯罪疑惑について人々がどう感じているかは全く問題ではないのです」と、AETAについてポーターは言います。彼はAETAは、抗議行動と市民的不服従を犯罪化する一方で、あまりにも大まかすぎると主張しています。「これは、反対者を悪者扱いし、抗議行動を止めさせるためにテロリズムの概念を利用する企業のキャペーンにすぎないのです」。また、畜産場での虐待を写真撮影するために無人機を購入するという、大成功した彼のキックスターター(資金調達サイト)のキャンペーンについてもポーターから話を聞きます。

共有します